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「政治主導」は「官僚を使いこなすこと」 官房長官が強調 答弁メモ問題で
平野博文官房長官は28日午前の記者会見で、鳩山政権が目指す「政治主導の政治」について、「官僚を遠ざけるという考えではなく、使いこなすことが一番重要だ」と述べ、情報収集などで官僚から一定の協力を得ていく考えを示した。
首相官邸の内閣総務官室が鳩山由紀夫首相らの「答弁メモ」作成を各省庁に指示していた問題では、データや政策に関する経緯などの情報を官僚からあげさせる必要性を指摘し、「この情報をベースに、政治家が朱を入れ、みずからの考え方を入れていくのが政治主導の答弁だ」と強調した。そのうえで、鳩山首相の答弁について、秘書官や民主党政調スタッフから採用された専門調査員が作成した下書きに首相が手を加えていることも明らかにした。
省庁出身の秘書官が答弁作成にかかわっている点については「秘書官は(出身省庁から)独立した機関であるべきで、『首相命』でやっていると思う」と説明、官僚依存にはあたらないとした。
また、日本郵政の新役員への官僚OB就任については「政府の方針に従って適切にやっていただける経営陣であればいい」と述べ、「脱官僚」の方針に矛盾しないとの認識を示した。
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