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青森ねぶた韓国へ 「世界灯祭り」参加 来月11日開幕
| 韓国に向け、コンテナに積み込まれるねぶた |
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日本や中国、台湾の代表的な火祭りを集め、韓国のソウル市で11月11〜15日に開かれる「世界灯(ともしび)祭り」に青森ねぶたが参加することになり、26日、青森市内で搬出作業が行われた。
参加するのは、ねぶた師柳谷優浩さん(46)が祭りのために制作した「暫(しばらく)」。高さ2.2メートル、幅4.5メートル、奥行き2.7メートルで、歌舞伎の演目「暫」の一場面を描いた。
ねぶたは26日、青森市内の倉庫で、慎重にトラックに積み込まれ、八戸港に運ばれた。28日に八戸港を船で出発し、31日に釜山に到着する。
祭りは来年から3年間開かれる観光キャンペーン「韓国訪問の年」のプレイベント。ソウル観光公社から県や青森観光コンベンション協会に参加の依頼があり、ねぶたの参加が実現した。
日本からは、秋田の竿燈や熊本の山鹿灯籠(とうろう)も参加。中国や台湾などの代表的な祭りとともに、ソウル市の清渓川沿いで展示される。
柳谷さんは「ヒーローが弱い者を助けるという世界共通の分かりやすいテーマを選んだ。和紙に墨で描いたねぶたの柔らかい風合いを楽しんでほしい」と話した。
県新幹線・交通政策課は「来年開業する新幹線などを利用し、韓国から多くの人に足を運んでもらえるよう、ねぶたを通して青森の魅力を伝えたい」と話していた。
2009年10月28日水曜日
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