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  •  28日、ハノイで会見するベトナムのグエン・ミン・チェット国家主席(共同)

    越主席、東ア共同体構想を歓迎 原発建設などで協力要請

     【ハノイ共同】ベトナムのグエン・ミン・チェット国家主席は28日、ハノイで共同通信加盟社論説研究会の訪問団と会見し、鳩山由紀夫首相が唱える東アジア共同体構想を「東アジアやアジア・太平洋地域など域内の連結を強化するものだ」と高く評価、来年の東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国として、域内の連携強化を目指すと表明した。また原子力発電所建設や新幹線導入で日本の協力を要請した。

     国家主席は同構想の参加国については「議論を続ける必要がある」と指摘。鳩山首相は米国を排除しないとしているが、米国が入るか入らないかにかかわらず、共同体として米国との関係強化は必要との姿勢を示した。またインフラ整備で日本の支援を求めた。

     最大支援国日本の2009年度の政府開発援助(ODA)は、5億ドル(約455億円)相当の緊急財政支援を含め、過去最高となる見通しで、国家主席は「高く評価する」と歓迎。「互いに補完する戦略的な関係」にあると両国関係の発展を強調、北朝鮮核問題や拉致問題の解決に積極的に協力する姿勢を示した。

     20年の工業国入りに向け、14年に建設着手を目指す原子力発電所をめぐっては、日本の技術の「高度な安全性」を評価、「これまでの協力関係を尊重する」と述べ、日本企業の受注可能性を強く示唆。今年3月に日本と予備的協議を行った原子力協力協定は「難しいことはない。早期に締結したい」と意欲を示した。

      【共同通信】