社会
加害生徒と市に賠償命令 神戸の中学いじめ訴訟
神戸市内の市立中学で2005年、当時1年生の男子生徒(17)が、所属する柔道部の元部員(17)から暴力を受け、後遺症を負ったとして、加害生徒と同市に対し、慰謝料など約1800万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が27日、神戸地裁であった。角隆博裁判長は加害生徒と学校側の過失を認め、約831万円の支払いを命じた。
被告側は「クラブ活動の練習終了後に起きた事件で、顧問教諭が立ち会う義務もなく、注意義務はなかった」と主張したが、判決理由で、角裁判長は「顧問教諭らは、加害生徒がこの事件の20日前にも別の傷害事件を起こし、指導や監督が必要であるのを認識しており、立ち会っていれば事件は防げた」と退けた。
判決によると、男子生徒は05年11月9日午後5時半ごろ、校内の柔道場で、加害生徒から飛びけりをされた上、馬乗りのまま顔を殴られ、視力低下や頭痛などの後遺症が出た。
判決を受け、神戸市教委の横関勇スポーツ体育課長は「主張が認められず残念」とコメント。市教委は即日控訴した。
(2009/10/29 00:39)
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