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ページ更新時間:2009年10月28日(水) 08時11分
衝突した海自護衛艦、船首部分が大破
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海上自衛隊の護衛艦「くらま」と韓国籍の貨物船が27日夜、関門海峡で衝突し、双方の船が一時炎上しました。
北九州市門司港の関門海峡には、朝5時16分に衝突した護衛艦「くらま」が岸壁に接岸しました。
こちらから見ることができるのは「くらま」の船の船尾部分で、衝突して大破したという船首部分は詳しく見ることは出来ません。上の方向に衝突して、大きく折れ曲がった状態がかすかに見えるくらいです。
また、消防車が護衛艦に乗り込み、火はほぼ鎮火状態なのですが、まだ船の中で火がくすぶっているとの情報もあり、依然消火活動が続いています。
海上自衛隊護衛艦「くらま」と韓国籍のコンテナ船「カリナ・スター」は27日夜8時頃、関門橋の真下付近で衝突し、双方の船から火が出ました。「くらま」の乗組員6人が軽いけがを負いました。
「気付いたときはもう衝突していて、黒煙が立っていた。こげくさい、黒煙でこげくさいにおいがしましたね」(目撃者)
船の往来は右側通行が原則ですが、「カリナ・スター」の右側船首付近に衝突した跡があることから、「カリナ・スター」が何らかの理由で護衛艦の前を横切ろうとして衝突したのではないかという見方も出ています。
門司海上保安部は27日夜からカリナ・スターと護衛艦の双方の乗組員から事情聴取を始めていて、業務上過失往来危険の疑いで捜査する方針です。また、国土交通省の運輸安全委員会も事故原因の調査に入る予定です。(28日06:23)