2009年10月

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発足にあたって

 内山詩穂ちゃんは、鹿児島県の和泊町(沖永良部島)の小学校に通う1年生です。2学期を前にした8月30日、病院で心臓に異常が見つかり、ヘリコプターで沖縄の南部医療センターにあるこども医療センターに搬送されました。検査の結果「拡張型心筋症(心室の筋肉の収縮が極めて悪くなり、心臓が拡張してしまう難病)」と診断されました。

 その後、1ヶ月以上投薬による治療を試みましたが、効果は上がらず、病状は悪化する一方でした。主治医の先生によると、この病気でここまで進行が早いケースは異例とのこと。彼女の心臓を救うには、移植しかないと診断されました。

幸いにも、早期にアメリカの病院から受け入れの承諾を得ることができましたが、渡航ビザを得る為には、病院にデポジットとして約4千500万円を事前に支払う必要があります。更に、医療スタッフと特別な医療機器を伴っての渡航には、500万円余りの費用がかかります。更に、現地での滞在費や、医療予備費などなど、必要な経費の合計は、1億1千万円余りと、親族や家族で用意できる範囲をはるかに超えた金額が必要です。

現在、詩穂ちゃんは、こども医療センターにいます。今後は東京の病院に移り、渡航に堪えられるよう、ペースメーカーの取付けを受ける予定とのこと。これまで見聞きすることも少なかった病名。途方もない金額。いったい何をどうしたらいいのか、全く想像もできません。しほちゃんを救いたいと願う友人、知人が集まって、悩み、話し合った結果、それでも、しほちゃんの「生きよう」とする力を信じて、募金活動を行おうとと決め「しほの生命を救う会」を発足させました。

 しほちゃんに、元気に沖永良部島に帰ってきて欲しい。そのために・・・

現状と、会の趣旨をご理解のうえ、どうか一人でも多くの方のご協力をお願いいたします。

      「しほの生命を守る会」代表 佐藤 洋子