2009-10-26 13:40:26
gataro-cloneの投稿
<雇用破壊 現場から>五味川祐太郎さん(22)/自立の道必死に模索【しんぶん赤旗】
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雇用破壊/現場から/五味川祐太郎さん(22)/自立の道必死に模索
2009.10.19 日刊紙 3頁 総合 (全1,515字)
ホームレスサッカーW杯に出場。依然厳しい暮らし/生活保護受給。
悪徳貧困ビジネスに月約12万円ピンハネされ
9月にイタリアのミラノで開かれたホームレスサッカー・ワールドカップに出場した五味川祐太郎さん(22)は、帰国後、自立への道を必死で模索しています。 (菅野尚夫)
五味川さんがフォークリフトで冷凍食品の搬入・搬出作業をする仕事を失ったのは3月中旬でした。「半年から1年間頑張ったなら将来は正社員への道もあるよ」と言われていたのに「明日から来なくていい」と、突然解雇されたのです。
「臓器売れ」と
父親は生死不明です。子育てができなくて五味川さんを施設に預けた母親は、4年前に亡くなり、天涯孤独の五味川さん。生活の糧を奪う解雇と寮からの追い出しは「奈落への転落」を意味しました。
最後に受け取った給料は16万円余。5月のゴールデンウイークごろまではネットカフェですごしました。5月8日には所持金は底を突き、東京都内の小さな公園で路上生活を始めました。
施設育ちでホームレス。ハローワークに行くものの世間の偏見と差別は、再就職への道を何重にも厚く閉ざしました。
深夜0時半すぎ、公園で寝ていたときでした。3人の男たちに取り囲まれて「臓器を売らないか」と、どすの利いた声で迫られました。「超ヤベー。ビビった」。一目散で逃げました。「4日間、水だけですごした」こともありました。弁当屋や総菜屋の出す賞味期限が切れる弁当や総菜を探し歩いて飢えをしのぎました。
副園長の助言
副園長はホームレスの自立を支援するNPO「ビッグイシュー基金」と「自立生活サポートセンター・もやい」が発行した『路上脱出ガイド』を五味川さんに手渡しました。生活保護の申請書の書き方や「食べ物がないとき」「体調が悪いとき」「仕事を探したいとき」など、相談する福祉事務所やハローワーク、民間支援団体の連絡先が紹介されていました。
5月21日、ビッグイシューやもやいの支援を受けて生活保護を受けることができました。
7月7日からホームレス支援の雑誌『ビッグイシュー』販売の仕事に就きました。JR山手線駒込駅前で販売を開始したものの売り上げは伸びません。
1部300円の雑誌を売り、1部160円の利益が販売員の五味川さんに入る仕組みですが「売れても十数冊。一冊も売れない時もある」状況が続いています。 落ち込む気持ちを前向きにさせてくれたのが、ホームレスサッカー・ワールドカップへの出場でした。「くじけず、必死で頑張ることの大切さを学んだ」といいます。
食費ただ取り
帰国後、テレビ局からの取材やサッカーの親善試合など多忙な毎日ですが、「普通の暮らし」には戻れていませんでした。
行政が紹介してくれた住まいは貧困ビジネスで生活保護者の保護費から不当に高い家賃や食費を徴収している「やすらぎの里」(本紙11日付既報)だったからです。
保護費12万300円のうち、家賃5万3700円、食費4万5000円、水道・光熱費9000円、日用雑費5000円、計11万2700円も取られます。五味川さんの手元に残るのは月7600円。「1日250円しか使えない。ベニヤ板で仕切った3畳の部屋代が5万3700円と暴利だし、仕事の関係で食事は寮で取っていないのに4万5000円ただ取りされている。これでは自立などできない」と怒ります。
五味川さんは都内の日本共産党の議員の支援を受けてアパートを借り、引っ越しをしました。
「安心して暮らせる住まいを確保。再生へ踏み出します」。現在の決意です。
しんぶん赤旗