情状証人として出廷したサンミュージックの相澤正久副社長
覚せい剤取締法違反容疑(所持、使用)の罪に問われた女優の酒井法子(本名・高相法子)被告(38)の初公判が26日、東京地裁で開かれ、酒井被告の前所属事務所サンミュージックの相澤正久副社長(60)が情状証人として出廷し、同被告に芸能界引退を勧めたことを明かした。相澤氏は「仕事のサポートはできないが、一個人として、彼女が道に迷った時、金銭的ではなく、アドバイスを送りたい」と“親心”を告白。
相澤氏は、「お母さんと息子さんに何ができるか。芸能の仕事でなくてもいい」と、介護関係の学校の資料を同被告に渡したといい、酒井被告が口にした「介護の勉強」も相澤氏の助言によるものとみられる。
また、「14歳の時から24年間父親代わりだった。解雇したとはいえ、情を断ち切るのは難しい」と出廷の理由を説明。酒井被告について「人にやさしく、理想的な思いやりのある娘さん」とする一方、「結婚後は仕事に遅れだしたりした」と高相被告との結婚を機に変化したことを強調した。
当初、情状証人には継母が予定されていたが、体調不良のため相澤氏が代役を依頼されたという。