2009年10月27日 19時18分更新
奈義町では、町内のすべての世帯に火災警報器を無料で配ることを決め、地元の消防団が独り暮らしのお年寄りの家庭などを回って取り付けを開始しました。
消防法の改正に伴って岡山県内では平成23年から既存の一般住宅にも火災警報器の取り付けが義務づけられるようになります。
これに先だって奈義町では町内の2100のすべての世帯に1台ずつの火災警報器を支給することにしたもので、27日は、町役場からそれぞれの地域の代表に警報器が届けられました。
このうち、独り暮らしの高齢者の世帯などでは地元の消防団員が直接、家を回って取り付ける作業を行いました。
火災警報器をすべての世帯に無料で配布するのは県内では奈義町が初めてで、町では、来月末までにすべての世帯での設置を終わらせることにしています。
花房昭夫町長は「すべての世帯に配布することで、お年寄りなどの火災の犠牲者がなくなってくれることをねがっています」と話していました。
消防団に警報器を取り付けてもらった一人暮らしの森藤敏子さんは「これで夜も安心して眠れます」と話していました。