岡山放送局

2009年10月27日 19時18分更新

振り込め詐欺防いだとして表彰


岡山市内の銀行で電話をかけながらATM、現金自動預け払い機を操作していた男性に声をかけて振り込め詐欺を未然に防いだとして銀行の職員2人が表彰されました。

表彰されたのは岡山市東区の中国銀行西大寺支店の北川誠次長と淵浪道明支店長代理の2人です。

27日は岡山東警察署で表彰式が行われタカ井秀樹署長から、2人に表彰状が手渡されました。

2人は今月15日、63歳の男性が電話をかけながら支店のATMを操作していたのを不審に思い、「大丈夫ですか」と声をかけました。

男性から詳しく話を聞いたところこの男性は犯人から身に覚えのない有料サイトの延滞料など合計8万円を支払うように言われていたことがわかり、2人は「架空請求詐欺」の被害を未然に食い止めたということです。
表彰を受けた北川次長は「普段の訓練の成果が出て良かったと思っています。」と話していました。

県内での振り込め詐欺の被害はことし1月から先月末までに86件で被害金額はおよそ1億円と件数、金額ともに去年に比べて大幅に減っていますが、振り込め詐欺のうちでも「架空請求詐欺」については増加傾向にあると言うことです。