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【護衛艦衝突・炎上】護衛艦乗組員2人も煙を吸って不調訴える

2009.10.28 00:37
関門海峡でコンテナ船と衝突し、艦首部分が大破した海上自衛隊の護衛艦「くらま」=27日午後10時40分、共同通信社ヘリから関門海峡でコンテナ船と衝突し、艦首部分が大破した海上自衛隊の護衛艦「くらま」=27日午後10時40分、共同通信社ヘリから

 防衛省海上幕僚監部や第7管区海上保安本部(北九州市)などに入った連絡によると、27日午後8時ごろ、福岡県の関門海峡の関門橋のほぼ真下の海上で、海上自衛隊の護衛艦「くらま」と韓国籍のコンテナ船「カリナ・スター」が衝突した。

 両船とも炎上したが、コンテナ船は間もなく鎮火した。北九州市消防局などがくらまの消火活動を続けているが、双方とも自力航行が可能という。防衛省によると、くらまの乗組員1人が軽いけがを負い、2人が煙を吸い、喉の痛みなどを訴えているという。

 くらまは28日午前0時過ぎ、衝突地点から約4キロ離れた巌流島付近を自力航行し、海上保安庁の指定する岸壁に係留される予定。カリナ・スターは現場に近い門司海上保安部付近に錨を降ろしている。

 くらまは25日に神奈川県の相模湾で行われた海上自衛隊の観艦式に出た後、長崎県の佐世保基地に戻る途中だった。コンテナ船は釜山から大阪に向かっていたという。

 くらまはヘリコプター3機を搭載できる海上自衛隊の大型護衛艦(5200トン、乗員360人)で昭和56年に完成。平成3年にも山口県沖の伊予灘で小型タンカーと接触事故を起こしている。また、平成13年にはテロ対策特別措置法に基づく情報収集任務でインド洋に派遣された。

 政府は事故を受け、首相官邸に情報連絡室を設置した。

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関門海峡でコンテナ船と衝突し、大破した艦首部分から煙を上げる海上自衛隊護衛艦「くらま」=27日午後10時24分、共同通信社ヘリから
関門海峡でコンテナ船と衝突し、艦首部分が大破した海上自衛隊の護衛艦「くらま」=27日午後10時40分、共同通信社ヘリから
関門海峡でコンテナ船と衝突し、炎上する海上自衛隊の護衛艦「くらま」=27日午後10時28分、共同通信社ヘリから
関門海峡でコンテナ船と衝突し、炎上する海上自衛隊の護衛艦「くらま」=27日夜(NHKニュースより)
関門海峡でコンテナ船と衝突し、炎上する海上自衛隊の護衛艦「くらま」=27日夜(NHKニュースより)
護衛艦くらまの衝突事故で会見する北沢俊美防衛大臣=27日午後、東京・市ヶ谷の防衛省(松本健吾撮影)
神奈川県沖の相模湾で行われた海上自衛隊観艦式で航行する護衛艦「くらま」=25日、相模湾(代表撮影)
神奈川県沖の相模湾で行われた海上自衛隊観艦式で航行する護衛艦「くらま」=25日、午前11時9分、相模湾(代表撮影)
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