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城島、阪神入り決定「聖地の大歓声味わえる」

阪神入団を決め、記者会見を行う城島

 米大リーグのマリナーズを退団した城島健司捕手(33)が27日、福岡市内で阪神と2度目の入団交渉を行い、合意に達した。城島は記者会見で「阪神のために力を出し切りたい」と引き締まった表情で話した。契約内容は推定4年総額20億円プラス出来高払い。

 城島はソフトバンクでプレーした2005年以来5年ぶりの日本球界復帰となる。ソフトバンクも獲得に乗り出していたが、阪神はこの日、星野仙一シニアディレクター(SD)も交渉に同席し、獲得にこぎ着けた。城島は「球団、現場、すべてが一体となった誠意が十分に伝わった。お世話になろうと決めた」と阪神入りの経緯を語った。

 城島は大分・別府大付高(現明豊高)からドラフト1位でダイエー(現ソフトバンク)に入団。06年にマリナーズに移籍し、大リーグ通算成績は462試合で打率2割6分8厘、48本塁打。今季は故障などの影響もあって出場71試合にとどまり、3年契約が2年残っていたが、出場機会を求めて20日に退団を表明していた。

 ▼城島 阪神は最初に手を挙げて、最初に交渉の席を設けてくれた。(甲子園では)今まで敵だった大歓声が味わえると思うと、心強い。何日間かの騒動で(ソフトバンク)ファンの声が届いた。幸せだったけど、後ろを振り返ることはできない。今は阪神で素晴らしい成績を残すことしか頭にない。

 ▼阪神・南球団社長 ほっとしている。こちらの思いをストレートにぶつけたら、しっかり受け止めてくれた。(星野SDの言葉は)球に力があったね。藤川球児並みだ。

 ▼阪神・星野SD 彼のように熱い男が加われば、一層盛り上がる。熱い甲子園に負けない男。金本が入ってチームが変わった当時のように、いい結果を出せると信じている。

[ 2009年10月27日付 ]

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