最後に最大の敵!魔裟斗、ペトロシアンを指名
トーナメントで優勝したジョルジオ・ペトロシアン(右)と握手をかわす魔裟斗
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魔裟斗(30=シルバーウルフ)の引退試合の相手が、新王者ジョルジオ・ペトロシアン(23=イタリア)に決まった。K―1ワールドMAX世界王座決定トーナメント決勝戦が26日、横浜アリーナで行われ、初出場のペトロシアンは決勝でアンディ・サワー(26=オランダ)に判定勝ちして初優勝。大みそかのDynamite!!(さいたまスーパーアリーナ)で引退する魔裟斗との対戦が決まった。K―1甲子園は連覇を目指すHIROYA(セントジョーンズIH3年)らが4強入りした。
【試合結果】
MAX史上5人目の王者が誕生すると、リングサイドでテレビ解説を務めていた魔裟斗が立ち上がった。「ペトロシアンで決まりでしょう」と話し、リングイン。向かい合うと「大みそか空いてるかな?」と対戦を要求した。山本優とサワーに圧勝し、傷ひとつない顔の新王者も快諾。魔裟斗は「大みそか、日本で待っているよ」と声をかけて握手を交わした。
試合前には「大みそかはサワーしかいない。借りを返すよ」と過去2戦2敗の宿敵サワーだけを考えて練習を積んでいることを明かした。その思いは届かず、最後の相手は魔裟斗自身、一番嫌がっていたペトロシアンに決定した。しかし、新王者に厳しさを教えることも過去2度世界を制した男の役目。谷川イベントプロデューサーは「ペトロシアンは強い王者。最大の強敵だと思うが、華々しく勝ってもらいたい」とエールを送った。
「No・1は私。大みそかのリングでそれを証明してみせる。彼のファイトスタイルは好きだが、もう魔裟斗の時代は終わったよ」。リングを下り、さっそく挑発を始めた新王者の“越えられない壁”になれるかどうか。「反逆のカリスマ」が、ラストマッチへ全力を込める。
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