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日医側に理解求める―中医協人事で長妻厚労相

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 委員の任期切れに伴う中央社会保険医療協議会(中医協)の後任人事は、日本医師会(日医)執行部枠の3人枠を排除する一方、先の衆院選で民主党支持を掲げた茨城県医師会から鈴木邦彦理事を起用するなど、民主党の政策への理解度に配慮する内容になった。26日の記者会見で長妻昭厚生労働相は、日医側に理解を求める文書を同日付で唐澤祥人会長に送付したことを明らかにし、今後の関係修復に意欲を見せた。

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 中医協の人事をめぐっては、日医執行部の3人枠の取り扱いが焦点になり、調整が難航した。長妻厚労相はこれまで、鳩山内閣が掲げる医療政策に沿った考え方を持つ人材の起用が望ましいとの認識を強調。これに対し、日医の中川俊男常任理事は25日に開かれた代議員会で、日医執行部が排除されるとの報道を受け、「露骨な『日医外し』」「明らかに『報復人事』」などと反発していた。日医では、今回の人事に対する見解を一両日中に発表する方針だ。

 会見で長妻厚労相は、鈴木氏の起用について「県医師会から推薦をいただいた」「医師不足が顕著な地域から任命した」などと説明。また、人事の再考を日医側から求められていたことを明らかにし、日医側に理解を求める文書を同日付で送付したと述べた。

 中医協人事が決まったことを受け、今後は、診療報酬の改定率や、改定の基本方針を決める実務者による検討チームのメンバー構成などが焦点になる。

■診療報酬全体の引き上げを示唆
 長妻厚労相は会見で、診療報酬の在り方について「もう少し全体としても手厚くする必要がある」「どこかを減らしてどこか(を増やす)というよりも、病院関連、地域医療を手厚くしたい」などと述べ、来年4月の全体的な引き上げを示唆した。


更新:2009/10/27 14:40   キャリアブレイン

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