まず,このページは未完成です.だいなのサポート掲示板の内容を参考にしつつ,だいなの機能の拡張方法を模索しています.僕はだいな以外にあふと DF を併用しているのでそれらのファイラについてもコメント入れたいと思います. VB スクリプトとかを使うもの,CraftLaunch からマクロで使うものなどアップされると思うけど,僕はそれらについて十分な知識を持ち合わせていないので,各奥義の動作原理を十分理解してから利用することをオススメします(簡単だし).深刻な問題を引き起こすことはないと思うけど,万が一ヤバイことになっても責任持ちかねます. 最後に,ここの奥義を実践してみようという勇敢で人柱な人たちは,是非もっとスマートな方法,スクリプトのソース,記述ミスなどがあったらませまの数学以外の掲示板で報告してくれると助かります.是非ともページ開発にご協力下さい, |
だいなファイラは何故か最大化状態で起動することは出来ないようですが,CraftLaunch などのランチャから起動するのであれば,ランチャの設定で最大化起動が可能です.
よく行くフォルダは登録フォルダの機能で便利に移動できるけど,登録したいフォルダが大量にあるときにはこれだけでは足りないです.こんなときは,下のスクリーンショットの左の画面にあるように,特定のフォルダによく行くフォルダへのショートカットを並べてしまい,そのフォルダのみを登録しちゃいます.
そして,[オプション(O)]-[動作設定(C)] のファイラータブのチェックボックスで *.lnk はリンク先を見るをチェックしましょう.
以後,ショートカットからフォルダ移動が可能になります.フィルタやインクリメンタルサーチが利用できる便利な登録フォルダメニューの出来上がりです.
この方法はあふでも利用できるので,共用すればあふの登録フォルダ機能の拡張としても使えます.あふの登録フォルダが64では足りない人にオススメです.
だいなファイラの便利機能のひとつにファイルの複製を作るというコマンドがあります.これはメチャクチャ便利と思います.ところが,このコマンドだとフォルダの複製は作れません.こんなときは Rnmcopy という外部ツールを利用すると便利です.
Rnmcopy はリネームしてコピーするツールで,フォルダも扱えるのでだいなファイラから外部ツールとして利用すれば仮想的にフォルダの複製機能を実現できます.
今,Rnmcopy が c:\usr\bin\Rnmcopy フォルダにインストールされているとすると,だいなに次の外部コマンドを登録します.これで,カーソル位置のファイルまたはフォルダの複製を別名で作成することができます.
名前 | 複製作成 |
実行ファイル | C:\usr\bin\Rnmcopy\Rnmcopy.exe |
パラメータ | "$F" |
Rnmcopy 起動時のスクリーンショットを用意しました.Rnmcopy は VB6 のランタイムが必要なのが問題だけど,レジストリは使わないです.
だいなファイラにはショートカットを作成するコマンドは用意されてないです.無理に作ろうとするなら @ - s と入力すればコンテキストメニューから作れるけど,ちょっと不便です.こんなときは,次のような Windows のスクリプトを利用します.
'だいな用 ショートカットを作成するスクリプト ' usage: makelnk.vbs arg1 arg2 arg3 ' arg1 - リンク先ファイル/フォルダの path ' arg2 - ショートカットを作成するフォルダ ' arg3 - ショートカットファイルの名前 Set WSHShell = WScript.CreateObject("WScript.Shell") Set args = Wscript.Arguments item1 = Wscript.Arguments.item(0) ' 元ファイル(フルパス) item2 = Wscript.Arguments.item(1) ' .lnk ファイル作成フォルダ item3 = Wscript.Arguments.item(2) ' ファイル名 Set objSc = WSHShell.CreateShortcut(item2 & item3 & ".lnk") With objSc .TargetPath=item1 'リンク先のパス. .Save '変更点を保存. End With
このスクリプトが c:\bin\makelnk.vbs という名前で保存されているとします.このとき,だいなファイラの外部コマンドの設定は次のようになります.
名前 | ショートカット作成 |
実行ファイル | C:\WINNT\system32\wscript.exe |
パラメータ | c:\bin\makelnk.vbs "$F" "$OD" "$C" |
ただし,Win98/Me では実行ファイルは c:\windows\system にあると思います.環境に合わせて書き換えて下さい.Win95 ではスクリプティングホストを自分でインストールしないと,多分動きません.XP はよくわかりません.VB スクリプトは詳しくないのでエラー処理とかしてません.何か問題起きても僕のせいにしないで下さい.
とにかく,これによって,カーソル位置のファイルへのショートカットを反対側のフォルダにボタン一発で作成することができます.
大きなファイルをコピーまたは移動するとき,処理が終了するまで他の作業ができなくてがっかりすることがあると思います.こんなときはコピーや移動を外部ツールにやらせると便利です.もちろん,コマンドプロンプトを起動してコマンドラインで処理してしまってもいいけど,FireFileCopy というツールを使うとさらに便利です.
いま,FireFileCopy が c:\usr\bin\FireFileCopy にインストールされているとすると,次のような外部コマンドを利用します.
名前 | FireFileCopy で移動 |
実行ファイル | C:\usr\bin\FireFileCopy\FFC.exe |
パラメータ | $MF /move /to:"$OD |
名前 | FireFileCopy でコピー |
実行ファイル | C:\usr\bin\FireFileCopy\FFC.exe |
パラメータ | $MF /copy /to:"$OD" |
FireFileCopy でうすらでかいファイルを移動しているところ(↓)
(*) 扱えるファイル名に制限があるかもわかりません.
巨大な書庫ファイルを解凍するとき,解凍が終わるまで他の操作ができなくて困ることがあります.こんなときは LHMelt などの解凍ソフトを利用すると便利です.いま LHMelt が c:\Program Files\LHMelt にインストールされているとすると,だいなファイラに次の外部コマンドを設定します.
名前 | LHMelt で解凍 |
実行ファイル | C:\Program Files\LHMELT\LHMELT.EXE |
パラメータ | -e -o "$F" "$OD" |
圧縮形式のファイルにカーソルを合わせてコマンドを実行すると,反対側のディレクトリに解凍されます.だいな標準の解凍コマンドと違って問い合わせなしでいきなり解凍が始まるのでちょっと注意して使わないとダメです.大きい書庫限定で利用するといいです.ちなみに,パラメータの部分に -n というオプションを加えて「-e -o -n "$F" "$OD"」とすると解凍結果のダイアログが出なくなります.
この方法はあふや DF でも応用できます.
マークしたフォルダの容量は標準機能で簡単に取得できるけど,例えばサブフォルダを含めたすべてのフォルダの使用容量をまとめて調べたいときがあります.こんなときは FileSum などのフォルダ容量調査ツールを利用すると便利です.FileSum が c:\usr\bin\Filesum にインストールされているとき,だいなファイラの外部コマンドの設定は次のようになります.
名前 | フォルダ容量調査 |
実行ファイル | C:\usr\bin\FileSum\FileSum.exe |
パラメータ | "$D" |
Filesum を起動したときの画面です.よさげでしょう?
この方法は当然,あふ,DF でも利用できます.
だいなファイラはあふや DF と違ってファイル名をコピーするコマンドは装備されていないけど,ClipName などのツールを外部コマンドとして登録することでこれが可能になります.clipname.exe が c:\bin にあるとすると,だいなファイラの外部コマンドの設定は次のようになります.
名前 | ファイル名をコピー |
実行ファイル | C:\bin\ClipName.EXE |
パラメータ | "$F" |
ClipName を実行すると,次のメニューが現れます.
フルパス,パスを含まないファイル名と拡張子,拡張子なし,DOS ネームなどいろんな形式でコピーされるので便利です.メニューは頭文字で選択できます.あふや DF は標準機能でクリップボードに内容を取得できるけど,ClipName の用にいろんな形式での取得はできないので,どの道外部コマンドに登録したら便利と思います.
だいなファイラは,マウスを使って他のウィンドウにファイルをドラッグ&ドロップすることができます.でも,キーボード主体での操作を中心に設計されているのは間違いないのでキーボードからドラッグ&ドロップができたら便利です.こんなときは,CraftDrop というツールを使うと便利です.
いま,CraftDrop が c:\usr\bin\CraftDrop というフォルダにインストールされているとします.このとき,次のコマンドをだいなに登録しましょう.
名前 | キーボードドロップ |
実行ファイル | C:\usr\bin\CraftDrop\cdrop.exe |
パラメータ | $MF |
マウスを使うと,ドラッグしたい対象のウィンドウが隠れているときに面倒だけど,こういった煩わしさもないです.
なお,DF の場合は同等の機能がキーボードドロップという名前で初めから実装されています.
システム系ファイルを扱うときなど,たまにやたらパスが長くて情報ウィンドウに表示しきれないときがあります.こんなときは,次の手順で頑張りましょう.
情報量は大切です.視力とモニタの解像度に問題がない限り小さくしましょう.
Windows ユーザは非常にファイル管理が下手です.特にファイルやフォルダに日本語使ったりするのって,コンピュータの性質上,あり得ないでしょう.考えてからフォルダ名決めましょう.
あふユーザならずとも,CraftLaunch は必須ツールです.だいなユーザで CraftLaunch を利用していないなんてあり得ません(注: あり得ます).CraftLaunch のウィンドウサイズを可変にしておけば長いファイル名もバッチリです.
例え CraftLaunch といえど,あまりにファイル名が長いとスクロールが必要になります.Windows の限界を試すようなマヌケなファイルにも本気で対応するなら最後はメッセージボックスにファイル名を表示するしかないと考えます.スクリプティングホストが利用可能なら,次の手順でこれが可能です.
まず,次の内容のファイルを c:\bin\info4dyna.vbs という名前で保存します.
'だいな用ファイル名を表示するスクリプト ' usage: info4dyna.vbs arg1 ' arg1 - 引数(path) Set WSHShell = WScript.CreateObject("WScript.Shell") Set args = Wscript.Arguments item1 = Wscript.Arguments.item(0) '元ファイル(フルパス) MsgBox item1
次に,だいなファイラで次の外部コマンドを定義しましょう.
名前 | ファイル名を表示 |
実行ファイル | c:\winnt\system32\wscript.exe |
パラメータ | c:\bin\info4dyna.vbs "$F" |
ただし,Win9x 系統の場合は wscript.exe は c:\windows\system などのフォルダにあると思うので,環境に合わせて書き換えて下さい.とにかく,さっきのファイルを指定して実行すると,次のメッセージボックスがでてきます.