文書番号: 224993 - 最終更新日: 2005年12月1日 - リビジョン: 5.4 Web サイトから Windows クリップボードの内容へのアクセスを防ぐ方法この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP224993 目次概要
Internet Explorer に含まれているカスタマイズ可能なセキュリティ設定を使用することにより、悪意のある Web サイト管理者が Microsoft Dynamic HTML (DHTML) Editing Component に対するスクリプトを実行してユーザーの Windows クリップボードのデータにアクセスすることを防止できます。Internet Explorer 5 およびそれ以降では、[高] のセキュリティ レベルにより、デフォルトでこの保護が有効になります。Internet Explorer 6 および一部のバージョンの Internet Explorer 5 では、デフォルトで、制限付きサイト ゾーンのセキュリティ レベルが [高] になっています。Windows Server 2003 では、デフォルトで、インターネット ゾーンおよび制限付きサイト ゾーンの両方でセキュリティ レベルが [高] になっています。この資料では、インターネット ゾーン、イントラネット ゾーン、または信頼済みサイト ゾーンの Web サイトから DHTML Editing Component に対するスクリプトでユーザーの Windows クリップボード データにアクセスすることを禁止する方法について説明します。
詳細
Microsoft DHTML Editing Component は Internet Explorer 5 に含まれています。Internet Explorer 4 では、ダウンロード可能な ActiveX コントロールとしてこのコンポーネントが利用できます。Web 作成者およびプログラム開発者は、これを使用して、Web サイトやプログラムに HTML 編集機能を追加することができます。この編集コンポーネントでは、マイクロソフトのコンポーネント オブジェクト モデル (COM) 技術が使用されており、基本的な HTML 書式設定、テーブル、元に戻す、やり直し、検索、絶対位置設定などの編集サービスが利用できます。
Internet Explorer 5 または 6 で、インターネット ゾーン、イントラネット ゾーン、または信頼済みサイト ゾーンの Web サイトから DHTML Editing Component に対するスクリプトでユーザーの Windows クリップボード データにアクセスすることを禁止するには、該当するゾーンのセキュリティ レベルを [高] に変更するか、[レベルのカスタマイズ] を使用します。[レベルのカスタマイズ] を使用するには、以下に示す方法の中から、使用している Internet Explorer のバージョンに応じた方法を使用します。 Internet Explorer 5 および 6
Internet Explorer
このページを使用して、クリップ ボードから情報を貼り付けますか? Internet Explorer 4Internet Explorer 4 用の DHTML Editing Component をインストールしている場合は、該当するゾーンのセキュリティ設定で [スクリプトを実行しても安全だとマークされている ActiveX コントロールのスクリプトの実行] を [ダイアログを表示する] または [無効にする] に指定することによって、Web サイトでユーザーのクリップボード データが参照されるのを防ぐことができます。ただし、この機能を無効にすると、ActiveX コントロールを使用しているインターネットまたはイントラネットのサイトが期待どおりに動作しない場合があります。 Internet Explorer 4 で、インターネット ゾーン、イントラネット ゾーン、または信頼済みサイト ゾーンの Web サイトから DHTML Editing Component に対するスクリプトでユーザーの Windows クリップボード データにアクセスすることを防ぐには、セキュリティのカスタム レベルを使用します。
関連情報
DHTML Editing Component の詳細については、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
http://msdn.microsoft.com/workshop/author/dhtml/edit/default.asp
(http://msdn.microsoft.com/workshop/author/dhtml/edit/default.asp)
この資料は以下の製品について記述したものです。
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