経済

文字サイズ変更
はてなブックマークに登録
Yahoo!ブックマークに登録
Buzzurlブックマークに登録
livedoor Clipに登録
この記事を印刷

小学館:「小学五年生」「小学六年生」87年の歴史に幕 「読者ニーズ多様化」

 小学館は26日、学年別学習雑誌「小学五年生」と「小学六年生」を今年度末の号で休刊とし、来春から両誌に代わって新学習漫画誌「GAKUMANPLUS」(仮題)を創刊すると発表した。両誌は1922年の同社創設と共に創刊。ピークの73年4月号では「五年生」が63万5000部、「六年生」が46万部を記録したが、近年は両誌とも5万~6万部と低迷していた。

 学年別学習雑誌は創業者、故相賀(おおが)武夫氏の肝いりで創刊され、小学館の基幹事業と位置づけられてきた。同社広報室は休刊の理由を「近年、特に小学校高学年の学習環境の変化は急激で、ゲームやスポーツなど趣味や嗜好(しこう)の多様化も進んだ。男女の性差も顕著になり、読者ニーズに必ずしも合致しなくなってきた」と説明している。「小学一~四年生」の各誌は刊行を続けるが、内容の改革を進めるという。【棚部秀行】

毎日新聞 2009年10月27日 東京朝刊

検索:

PR情報

経済 アーカイブ一覧

 

おすすめ情報

注目ブランド