米マイクロソフト(MS)は22日、パソコン用基本ソフト(OS)の最新版「ウィンドウズ7(セブン)」を日本で発売した。先代の「ビスタ」より動作が軽快で、「ネットブック」と呼ぶ低価格パソコンでも快適に扱える。国内では過去1カ月の予約だけでビスタの当初2カ月の販売本数に達したとしており、低迷するパソコン需要の刺激効果に期待が集まっている。
MSのパソコン用新OS発売は約3年ぶり。旧OSの家庭向けを更新する「アップグレード版」で店頭想定1万5800円とビスタより4000円下げるなど、割安に設定した。東京・秋葉原でも専門店などで22日午前0時に販売を開始。熱心なユーザーが行列し、MS日本法人の樋口泰行社長は「予想をはるかに上回る出足」と語った。
メーカー各社はすでにセブン対応機を相次ぎ発表しており、NECが無線で地上デジタル放送を視聴できるモデル、ソニーが小型・軽量のモデルなどを投入する。
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