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■ 最近はやりのインフルエンザコメンテーター

 木村盛世、という現役の厚労省の職員がいる。現役の医師であり、かつ厚労省の役人ということで、「発言に責任を取らなくてもいい」ということでマスコミが重宝している。特に、インフルエンザが流行ってからは引く手あまただ。

 経歴を見ると、ジョンズ・ホプキンス大学とある・・・。ジョンズホプキンスといえば、アメリカのアレが何でコレな大学である(詳しくは勝手に調べてください)。別に、そこを出てれば全員アメリカのアレがコレでナニな人というレッテル貼りをする必要はないのだが、一応注視してしまう自分がいるのは確かだ。

 ところでこの木村女史、厚労省ではいろいろやらかして検疫官に飛ばされているのだが、新型インフルが流行りはじめて成田で検疫を強化した時、人が足りないのに有休はバンバン取るし、ちょっと人としてどうかなぁと思う人である。もちろん有休を取るのは構わないし、成田のインフルエンザ検疫に意味がないという主張をしたいのはわかる。しかし、だからといって仲間が忙しいのに一人だけ休みを取るとは・・・ちょっと、日本人とは違う感覚をお持ちのようだ。組合員みたいに権利を声高に主張する公務員ならやりかねないけど、木村女史はそうじゃないだろう。まさか官公労のナントカカントカ???

 まぁいい。マスコミはそういうことも百も承知で使っているのだろうし、本人の経歴が「医師+厚労省現役役人」なのでいろんな責任を逃れやすいと思って使っているのだろう。気持ちはわかるが、大丈夫かいな。

 この木村女史、「ワクチンは小さな会社4社しか作ってません。なぜなら、それは厚労省の利権だからです!局長が悪いんです!」などと役人の名前も実名で言っているが、名誉毀損じゃないのだろうか。マスコミは確認したのか?本当にそこに利権があるのか?一般人は確認する術もないし、とくに「役人=悪い」と思ってしまうステレオタイプのバカは信じちゃうよ?そこを確認もせずに記事にするのはまずいんじゃないの? 確認しているんならもちろんどんどんやってくれていいんだけど。

 私は素人だが、木村女史とは違う論を採る。大手製薬会社が新型インフルエンザのワクチン製造をしないのは、リスクの問題だ。いろんなリスクが考えられるが、営利企業としてリスクを取れないということ。もちろん、それらの会社にいうこと聞かせるのが厚労省の役割なんだけど、この手の昨日今日できたワクチンなんて、どういう副作用が生まれるか、正直わからない。役所だって法律がないからワクチン製造を強制できない。

 強制したところで、10年くらいたったら「私は本当はパン屋になりたかったんです。どうしてくれるんですか」なんていいながらもしっかり権力者の座に座る福田みたいなネーチャンが出てくると、賠償金だけでとんでもないことになる。後々国が払うとしても、最初は製薬会社だ。ダメージがでかいであろう。これが10年後ならまだいいが、2年後くらいに1000万人副作用でましたなんて事になっては目も当てられない。 

 小さい製薬会社なら正直、「一応安全というものを作る」という事と「売上が見込める」というメリットもあるし、リスクも「例え何かあっても最後は国がケツを持つだろう」という判断で勝負に出れるが、大手はそうじゃないだろう。報道は、そこの所もちゃんと調べるか書くかした方がいいんじゃないかい?何でもかんでも乗らないで・・・

 大体、ワクチン作りが利権なんだったら大手の方が利権取れてもうかるよ。私も、ある役人に絡んで利権取っているやつ知っているもの(笑)。

 まぁ、私のいう事なんて余計なお世話ですかな。失礼しました・・・。




カテゴリ : [貴様ら!俺の言うことを聞いてみませんか]  更新時間:2009年10月20日 13:00

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