2009年10月26日 19時42分更新
マイカーではなく自転車や徒歩による通勤に切り替えることで、温暖化の原因となる二酸化炭素の排出量を減らそうという取り組みが26日から岡山県内の176の企業が参加して始まりました。
国土交通省の岡山国道事務所では2年前から毎年この時期の平日5日間をノーマイカーデーと定めていてことしは県内にある176の企業が参加しています。
このうち岡山市中区にあるガス会社では、100人ほどの従業員が取り組みに参加し、午前8時ごろには小雨が降る中車の代わりに自転車や徒歩で通勤する姿が見られました。
自転車で通勤した37歳の男性は「雨が降っていたのでためらいましたが、環境のためと思うと気持ちよく通勤できました」と話していました。
参加した従業員は交通手段や通勤にかかった時間などを報告書に書き込み、これをもとに二酸化炭素の排出量がどれくらい減ったかが算出されます。
岡山国道事務所によりますと、去年は101社が参加し、5日間で、スギの木70本が1年間に吸収する量に相当するおよそ9.7トンの二酸化炭素が削減できたということです。
岡山国道事務所では「車を使わない通勤など環境のために個人で出来ることから初めて欲しい」と話しています。