2009年10月26日 19時42分更新
新型インフルエンザのワクチンの接種について、岡山県は、症状が重くなりやすい持病がある人のうち、入院している患者の接種の開始時期を当初、予定していた来月中旬から来月4日に前倒しすることを決めました。
早く接種を受けられるようになるのは、ぜんそくや糖尿病などの持病がある人のうち、一定の病院に入院したり福祉施設に入所している人たちです。
県によりますと今月19日から始まっている医療従事者の接種の一部について2回ではなく1回でよくなったのにともなって6000人分のワクチンが余り、ほかの患者に使えるようになったためだということです。
一方、持病のある人でも入院していない人や、妊婦については、当初の予定通り、新たなワクチンが届いたあと11月16日ごろに接種を始める予定だということです。
しかし、ワクチンがどの程度の量、確保できるかなどまだ不透明な部分が多く、それぞれの病院では接種の予約には対応できないということです。
岡山県は、今月末に妊婦などがワクチンの接種を受けられる病院の名前を公表することにしていて、医療現場の混乱を避けるため病院への直接の問い合わせはやめてほしいと呼びかけています。