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高橋知事、道立紋別病院の現状に陳謝〜2万5000人の署名、知事の手に
(10月24日付け)
 道立紋別病院の西紋5市町村の移管問題が混沌とするなか、市民団体「道立紋別病院の医療機能等の充実を求める紋別市民の会」の知見喜美男会長(紋別商工会議所会頭)ら役員が22日、道庁を訪ね高橋はるみ知事に、同病院の地域医療機能の確保と充実を求める市民・圏域住民2万5393人の署名を手渡した。知見会長が地域医療の窮状を強く訴えると、高橋知事は「広域連合(西紋5市町村への移管)問題以前の話として、地域の命が守られていないことに大変衝撃を受けた。申し訳ない」と陳謝。知事と西紋5市町村首長とのトップ会談による問題の早期解決に意欲を見せた。ただ、移管条件について道と西紋側の意向が食い違っている点は「他の地域や過去の移管事例とのバランスがある。できる範囲内で要望に応えていきたい」とし、地元側が提示している条件の「丸呑み」はできないという従来の立場は崩さなかった。
(市民の会の知見会長が高橋知事(右)に署名を手渡し、趣旨を説明した=写真=)

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