山口放送局

2009年10月25日 22時0分更新

上関原発建設に反対する集会


上関町に原子力発電所を建設する計画をめぐり、建設に反対している労働団体や住民などが参加した集会が25日、平生町で開かれました。

この集会は山口県の労働組合などが開いたもので、原子力発電所の建設に反対する上関町祝島の住民や市民団体のメンバーなどが、中国電力の作業を阻止しようと先月から抗議活動を続けている平生町のふ頭に主催者側の発表でおよそ1200人が集まりました。
この中で「上関原発を建てさせない祝島島民の会」の山戸貞夫代表は「島で生活するためにはこの戦いを続ける必要があります。
これからも最後まで活動していきます」とあいさつしました。
また原発事故を長年取材しているフォトジャーナリストの広河隆一さんは「原発の危険に立ち向かい戦っている祝島の人たちはわたしたちの生活を守っています」とあいさつしました。
集会は最後に▽中国電力は地元の合意がない原発の建設を中止すべきだ、▽原発によって命が脅かされないよう最後まで活動を続けるという宣言を採択し閉会しました。