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障害・妨害

2009/10/24 21:40

 

このブログは戰後に行はれた國語改革の一環である書き換へ語(字)を元の字に置き換へるものです・・・・。

 

今回の書き換へ語は・・・・、

 

障害

妨害

 

 

書き換へ前は・・・・、

 

障礙(障碍)

妨礙(妨碍)

 

 

 

 

最近よく『障害』を『障がい』と漢字假名交じりで書き表してゐるのを見ます。

「害」の印象が惡いと云ふのが一番の理由らしいのですが。

障礙者に配慮してゐる樣に見せるのが、私は僞善だなと思ひます。

それなら正しい『障礙(障碍)』と書きませう。

 

 

それに漢字假名の交ぜ書きは、國語では誤り。

まだ『しやうがい(しょうがい)』と全て平假名の方がマシです。

 

 

 

ちなみに『言海』と云ふ明治時代の辭書には『しやうげ(障礙)』で載つてゐます。

 

 

 

『妨害』を『妨がい』と書いたのは見た事がありません。

『言海』では『ばうがい(妨害)』ですが。

 

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回復

2009/10/17 20:21

 

このブログは戰後に行はれた國語改革の一環である書き換へ語(字)を元の字に置き換へるものです・・・・。

 

今回の書き換へ語は・・・・、

 

回復

 

讀み:クワイフク

意味:〔物事の状態が〕もとの(よい)状態になること。また、もとの(よい)状態にすること。

(學研國語大辭典)

 

 

 

書き換へ前は・・・・、

 

恢復

 

「恢」の意味は、おほいなり・ひろし・おほいにす。

 

「回つて元通りに復活する」の樣な感じで「恢」→「回」にしたのでせうか?

確かに「恢」は滅多にお目にかからない漢字です。

私としては、だからこそ 大事にしたい。

 

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回轉(回転)・回送・回廊

2009/10/15 23:03

 

このブログは戰後に行はれた國語改革の一環である書き換へ語(字)を元の字に置き換へるものです・・・・。

 

今回の書き換へ語は・・・・、

 

回轉(回転)

回送

回廊

 

 

書き換へ前は・・・・、

 

廻轉(廻転)

廻送

廻廊

 

「回」も「廻」も同音同義です。

「迴」と云ふ字もありこれも然り。

 

書き換へではなく「回」への統一、「廻」の排除と言へさうです

 

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憶説・憶測

2009/10/11 22:15

 

このブログは戰後に行はれた國語改革の一環である書き換へ語(字)を元の字に置き換へるものです・・・・。

 

今回の書き換へ語は二つあり、一つ目は・・・・、

 

憶説

 

讀み:オクセツ

意味:事実に基づかず推測や想像だけで述べる意見。

(學研國語大辭典)

 

書き換へ前は・・・・、

 

臆説

 

 

もう一つは・・・・、

 

憶測

 

讀み:オクソク

意味:〔事の成り行き、人の氣持ちなどを〕いい加減に推し量ること。

(學研國語大辭典)

 

書き換へ前は・・・・、

 

臆測

 

 

兩方とも「憶」→「臆」の書き換へです。

「臆」は肉部なので『むね(胸)』の意もあります。

 

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園地

2009/09/27 21:59

 

このブログは戰後に行はれた國語改革の一環である書き換へ語(字)を元の字に置き換へるものです・・・・。

 

今回の書き換へ語は・・・・、

 

園地

 

讀み:ヱンチ

意味:公園や庭園の敷地全體を漠然と指す語。  他

(學研國語大辭典)

 

 

書き換へ前は・・・・、

 

苑地

 

學研國語大辭典では「園地」の説明の參考に「苑地とも書く」と載つてゐます。

 

書き換へと云ふよりも「苑」を排除した統一とでも言ひませうか。

 

 

 

 

さて、

上の子が通つてゐる幼稚園の來年度の園兒募集のポスターにうちの子が掲載されるらしい。

どんな感じなのか樂しみです。

 

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援護

2009/09/17 22:25

 

このブログは戰後に行はれた國語改革の一環である書き換へ語(字)を元の字に置き換へるものです・・・・。

 

今回の書き換へ語は・・・・、

 

援護

 

音:ヱンゴ

意味:〔困つてゐるものを〕たすけまもること。

(學研國語大辭典)

 

 

書き換へ前は・・・・、

 

掩護

 

音:エンゴ

意味:〔危險から〕かばひまもること。特に、敵の攻擊などから味方の行動や據點をかばひまもること。

(學研國語大辭典)

 

同音類義語です。

それを「援護」に統一せんとした譯です。

ちなみに「エンゴシヤゲキ」は「掩護射擊(掩護射撃)」です。

 

 

 

 

今日、下の子が風呂で脱糞してしまひました。

二、三日前から熱があり咽頭炎と診斷されてゐたのですが、下痢とは・・・・。

藥の影響かなと樂觀視してゐます。

 

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英才

2009/09/14 22:29

 

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今回は・・・・

 

×英才

 

音:エイサイ

意味:すぐれた智能や才能。また、その持ち主。秀才。俊才。

(學研國語大辭典)

 

 

 

○穎才

 

「穎」の意味は・・・・、

イ:ほさき(禾の穗の先)。

ロ:尖つたものの先。

ハ:人にすぐれる。またその者。

ニ:めざましまくら。警枕。

(修訂增補詳解漢和大字典)

・・・・・です。

 

「穎」は禾部で『すぐれた』と云ふ意味がピンときません。

「英」にも『すぐれた』と云ふ意味があり、なかなか上手い書き換へとも言へるでせう。

しかし、大量に實つた稻穗の中にある優れた穗を、優秀な人物に例へるのは農耕民族ならではと思ひます。

 

『穎才敎育(英才教育)』等と使はれますね。

 

 

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英知

2009/09/09 21:35

 

今回の書き換へ字は、

 

×英知

 

音:エイチ

意味:①物事の道理を見通す、優れた(深い)智恵。②認識する能力。常識が高度に洗練された理想的状態。

(學研國語大辭典)

 

書き換へ前は、

 

○叡智

○睿智

 

 

 

「叡」「睿」には『かしこい』『物事の理に明るい』と云ふ意味があります。

 

また「知」は「智」とほぼ同義語と言へるでせう。

常用漢字か否かの違ひです。

 

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暗夜

2009/09/08 22:40

 

今回の書き換へ字は此れです。

 

×暗夜

 

讀み:アンヤ

意味:〔月や星の見えない〕眞つ暗な夜。やみ夜。また、その暗さ。

(學研國語大辭典)

 

書き換へ前は、

 

○闇夜

 

 

「闇」→「暗」への書き換へです。

あまり「アンヤ」と言はないかも知れません。

素直に「闇夜」と書いて「やみよ」と讀む方が多いでせう。

 

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按分

2009/09/05 23:13

 

このブログは戰後に行はれた國語改革の一環である書き換へ字を元の字に置き換へるものです・・・・。

 

 

當用漢字(当用漢字)なるものが作られ、それに伴ひ當用漢字(当用漢字)以外の字を含む熟語に問題が出てきたのです。漢字假名混じり文は國語では誤り。しかし折角決めた當用漢字(当用漢字)以外の漢字を認めるのも辻褄が合はない・・・・・・、そこで當用漢字(当用漢字)以外の字を、音が同じで意味が通じる別の漢字に書き換へたのです。

 

しかし、音が同じ、意味が通じるといつてもやはり別の字であることに間違ひなく、國語的に誤りである事には變はりはありません。

昨今、耳にする話題として「障害」と云ふ言葉があります。これも書き換へ字の一つですが、「害」の字が印象が惡いから「障がい」と漢字假名混じりで表記する動きがありました。これも書き換への弊害でせう。

 

 

そんな誤りは認められないと思ひ立つてこんなブログを始める事にした次第です。(大袈裟?)

 

 

 

 

それでは・・・・・・、 

一番最初の書き換へ字はこれ。

 

×案分

 

意味:基準になる數量に比例して分けること

(學研國語大辭典)

 

書き換へ前はこれ。

 

○按分

 

この書き換へは比較的定着してゐないと思ひます。

寧ろ(むしろ)「按分」の方がよく見かけるかも。

 

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