2009年10月25日 ginjinekoの投稿

真実。

テーマ:テーマなんぞ不要!
日頃から沢山のアクセスを頂き有り難うございます。
今回の一件、結果的には「釣り」と言う事でしたが、本当は別の所にあります。


今回の件で、一人の尊敬するギタリストの方からメッセージを頂きました。
それは、とても厳しい内容でした。
アマチュアやプロといった垣根に限らず、ミュージシャンと名のつく全ての方に向けた真摯な思いです。

この真実を皆様に公開するに当たって様々な事を考えました。
万事が丸く収まることなんて、そんな都合の良い方法はありません。
だからこそ迷いました。
その間にも、沢山の方から厳しく暖かいメッセージを頂きました。

事実を公開することで、たとえそれがある人にとってはたわいもない音楽だったとしても、一つ一つの音楽には色々な思いが詰まっていると言う事を伝える事ができるなら本望です。


事の発端は、地獄男さん(「さん」付けするのは今更他人行儀なので以降は「さん」を省きます)がアップしたKURIKINTON FOXさんに対する記事ですが、まずそれを挙げる前に一つ前置きしておかないといけない事があります。

一番最初のImaginat Blow GIG開催に辺り、地獄男から出演の打診を受けました。
その時に初めて、地獄男と顔を合わせ話をしました。
以降、付き合いとしては短い部類ですが、地獄男と凡そ2年と少しになるでしょうか。

それから今まで沢山の音楽の話をしました。
そして、だんだんと地獄男と言う人物も私見ですがわかってきました。

「嫌われてなんぼ」

彼の原点はそこに有ると思います。
叩かれ様が煽られ様がまずは自分の音楽を聞いてもらえなければ何もはじまらない。
いい人を演じるよりも、悪人を演じる方が噂が広まるのは早い。
そういう考えをもった人物だと思っています。

そういった彼が常日頃から「自身のブログを炎上させたい」と言う事も聞いていました。
過去を煮返す気はありませんが、ニコニコ奏者さんのいざこざの際も地獄男は自身のブログに今回と似た流れの記事をアップしました。

そして、今回の記事。

今回の記事については、KURIKINTON FOXさんが活動停止を発表されて少しの後、詳しくは全く知りませんでしたが地獄男が何かをやらかすとは耳にしていました。
そして、一部の方はご存知の通りで、私を含む3名がTwitter上で以下の様なやり取りが行われました。
※すでに私はTwitterのアカウントを削除してしまい、一部のログがみれません。

●:ヒデノリさんの名字分かる人いますか?
●:どっちのですか?w 「クラタさん」のほうですか?w
ginjineko:ちなみに、おれはヤスノリ。
●:どうやら今回の引退の件で、地獄の人がブログに何か記事を書くらしい。
ginjineko: あいつwwwっww炎上狙いかwwww
●: TT マジですかーTT もおお、なにやるつもりなんだーTT

すでにそれとなく耳にしていたのと、過去の地獄男の行動から察する上での私の発言ですが、上記の流れが一部の方々に湾曲して伝わり、私を含む3名が今回の地獄男の記事に乗じてこぞってKURIKINTON FOXさんを煽ってると、大括りで解釈されてしまいました。

上記発言は、当人達がKURIKINTON FOXさんを煽る目的では無かった、知っているのになぜ止めなかったのかというお叱りにせよ、実際にそうとられている方もいる以上は事実ですので、私の独断でKURIKIONTON FOXさんへ事実を申し上げた上で謝罪のメールを送らせて頂きました。

以下がそのメールとなります。
※不要な煽りを避ける為に、一部伏せ字にしております点ご了承くださいませ。

--
初めまして。
ぎんじねこと申します。

この度、お詫びを申し上げたく、メールを送らせて頂きました。

先日、地獄男がブログにてKURIKINTON FOXさんの批判記事をアップし、それが原因で、BBSや2chで様々な誹謗中傷が行われています。

その中の一部で、私と友人2名、●と●がTwitter上で発言した内容が取り上げられております。

発言自体は事実なのですが、レスやコメントされる中にその取り方を勘違いされておられる方がおり、そういった内容をKURIKINTON FOXさんが目にした際にそのまま取られてしまう恐れがあり、謝罪と共にご連絡させて頂いた次第です。


事の発端は地獄男のブログなのですが、その記事がアップされる前、ちょうど、KURIKINTON FOXさんの最後のラジオを聞いていた際にTwitter上で●より下記の発言がありました。
※ログが一部消えているものがあり、正確な文面では無い点ご了承ください。

●:ヒデノリさんの名字分かる人いますか?
●:どっちのですか?w 「クラタさん」のほうですか?w
ginjineko:ちなみに、おれはヤスノリ。
●:どうやら今回の引退の件で、地獄の人がブログに何か記事を書くらしい。
ginjineko: あいつwwwっww炎上狙いかwwww
●: TT マジですかーTT もおお、なにやるつもりなんだーTT

といったやり取りがありました。

今改めて読み返してみると、誤解を招く様な不用意な発言であったと反省するとともに、大変申し訳なく思っております。

申し訳ござませんでした。

言い訳がましいのは重々承知の上ですが、私を含め3名とも、決してKURIKINTON FOXさんを誹謗中傷や煽ったりするものではなく、地獄男が何かをやらかす点への興味がこういった書き方になってしまいました。

このやり取りを一部のリスナーさんや、ファンの方々が
「ぎんじねこや他の奴らが、引退を煽ってる」
と勘違いされてしまいました。

勘違いを引き起こす発言の原因を作ったのは、こちら側ですが、KURIKINTON FOXさんを誹謗中傷や煽る気はまったく無かったとここに深くお詫び申し上げます。

今回、多大なるご迷惑をおかけして、大変申し訳ございませんでした。

--


このメールに対して、KURIKINTON FOXさんから
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2ちゃんやブログの方もチェックしました。僕は気にしていないので大丈夫です。
僕は今後音楽活動やKURIKINTON FOXとしての活動はやらないので何を言われても問題ないのですが、
みなさまはまだ続けられると思うので、今回の件はあまりメリットが無い様に思います。
そこで一つ提案なのですが、今回の事は僕と地獄男さんとぎんじねこさんの釣りでしたってことにしませんか?

僕がやめるにあたってお二人にお願いしたってことにして。
そうすれば謝罪文も顔面びちゃびちゃブログも迫真の演技ってことになってまるくおさまると思うのですが。。。
この提案にのってものらなくても僕は構いませんが、もしその作戦にのっていただけるならお早めにご連絡ください。

もうそろそろ最後の更新をしようと思うので・・・
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といった内容でした。
※個人のメールですので、一部抜粋となります。

これを受けて正直私は悩みました。
ひとまず、KURIKINTON FOXさんには地獄男にすぐに確認するのでお待ちくださいと返事をした上で、試行錯誤しました。
なぜ試行錯誤したかといいますと。

短い付き合いながらも地獄男という人物の性格を鑑みるに、自分が起こした今回の行動の相手本人から意外な提案。
しかもその内容は、ともすれば自身が仕掛けたヒールアピールを無かった事になってしまう。
そう思ったので、素直にKURIKINTON FOXさんから頂いた提案を地獄男に伝える訳にはいきませんでした。
なぜなら、素直に伝える事で更なる拡大をしてしまうのではないかと言う心配があったからです。

この時点で、私を含む3名以外の無関係な方々にも飛び火が及んでいました。
実際に実害を被っている方もおられます。
私としては、判断に費やす時間がわずかしか無く、万事が丸く収まる方法を模索する事がベストだと考えました。
それが、地獄男をなんとか説得してこの提案に乗ってもらえるようにすること。

そうして、どんな方法を使ってでもこの件をまとめなければ、KURIKINTON FOXさんの提案が無かった場合でも、現状は湾曲して解釈されたあげく、無関係の方へ飛び火した状態をおさめる事はできない、だからこそ、どんな方法を使ってもこの提案に乗る事が得策であると判断し、地獄男へ電話をかけました。

地獄男へ電話した内容は、
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実は、KURIKINTON FOXさんには俺の方のTwitterの件で謝罪をいれさせてもらった。
そして、その返信内容が、「釣りにしないか?」って内容。
今回の一件で、ヘルマン自身が仕掛けた割に、ブログのコメント数も予想以上に伸びていないし、
このまま放置してても、地獄男として思った以上の結果にならないんじゃない?
それなら、狐さんの提案に乗らせてもらった方が話題性が大きいんじゃない?
--
といったものです。

地獄男には私が騙してしまった形になります。

そして、地獄男は自分も実はFOX氏には、「今回の引退の件で便乗させてもらった事は正直に謝りたい」との事だったので、KURIKINTON FOXさんへその旨を伝えるために、まずは電話番号を教えて頂き私が事の流れを話した上で、地獄男とFOXさんが直接電話で話しました。

その内容の詳細はわかりませんが、後ほど確認すると、3人でKURIKINTON FOXさんの家で「釣りでした」動画を撮影するといった内容で、明日KURIKINTON FOXさんのお宅へ伺う事となりあの動画が作成されました。



以上が、今回の件の真実となります。



今回の幕引きについては、様々な場所で色々な事が言われております。
「釣りにしてはやりすぎだ、気分わるい」
「釣られたww」
「結局、巻き込まれた人はどーなの?」

また、私がとった行動は、時間も無い状態ではベストと信じて行わなくてはいけない事もあり行動しましたが、実際に「釣り」だとした場合でも、「釣り」ではなかったとしても、不快に思われご迷惑をおかけした方がおられる以上、ベストな事等何一つありません。

「もっと他に解決方法があったんじゃないか?」

と、今でも思っています。

地獄男のブログが公開された時点で、当人に注意すればよかったのではないのか?
私一人が注意したからといって止まったのか。
地獄男とIBに近しい人間として注意するべきなのか、地獄男も自身の考えがあっての事がじゃないのか?
それを、第三者の俺がしゃしゃりでてごった返す必要性があるのか?

本当に悩みました。


この事実を公開するにあたり、先立って地獄男にメールを送りました。
内容は、狐氏とヘルマンとの約束を破って今回の事実を公開する事、そして俺自身、IB共に距離を置きたいと言う事。
地獄男への批判ではなく、自分がこの件について考えた一連の思いとそれに関わった人達の現状。
そういった内容です。

但し、自分勝手なわがままですが決していがみあいにはしたくないと思っています。
これを読まれた方はこう思う方もおられるかもしれません。
実際にそういった内容のメッセージも頂いています。

結局は自分の保身の為じゃない?
狐の器の大きさに救われといて都合よくない?
いい加減地獄男なんか見切りつけろよ。

たしかに、皆様の言う通りだとも思います。
しかし、冒頭でお話した様に、自分では一人の尊敬するギタリストから頂いたメッセージに込められた思いを一番大切にしたいと思っています。


--
イエスマンばかりで周りを固めてホントにこれでいいのでしょうか?
本当の仲間なら嘘を通して小芝居を打たせたり、都合の悪くなった人間を排除するより、ダメなものはダメだと注意すべきでしょう?

自分の音楽に自信があるならわざわざ他人を引き合いに出して攻撃なんかしなくていい筈。
腹が立つことがあったらミュージシャンなら音楽で表現すればいい。せっかくそれが出来る才能を持っているのだから。
なぜこんな風に注意出来る人間がIBメンバーにいないのでしょう?
悲しすぎます。

まずはミュージシャン同士が仲良くしないとファン同士がケンカを始めます。
過去にファン同士の代理戦争が大きくなって活動の場を失ってしまったミュージシャンもいます。
それで世界は変わるのでしょうか? FOXさんにまで嘘をついてもらってそこまでして守らなきゃいけないものって一体何ですか?
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狐さんと地獄男と私でとった3人の動画の内容は作られた「釣り」ではありますが、その裏では狐さんの苦悩や互いの音楽に対するアツい気持ち、それこそどんな音楽が好きなのか?好きなギタリストは?ミックスってどうやってる?等、狐さんとは初対面でありながらも、まるでギターをはじめた頃のギターキッズの様に楽しく話しました。

私が動画内で話した事は「釣り」関係なく本音です。

たかだかアマチュアミュージシャン。
演奏技術も曲もピンからキリまで。
それでも、互いが多くの方に賛同頂き勇気づけられたりといった事も言われております。

どちらの方が上手い、あっちの音楽は幼稚。
そんな事でケンカするのはバカらしい。

そして、ファンだけならまだしも、ミュージシャン同士がそんな事でケンカをしていては、ミュージシャンが発信する情報に嘘があっては、ファンや見てくださる、聞いてくださる人にとって失礼この上ない。

悩んだ末、公開することにしました。


最後に、今回の件でご迷惑をおかけしたみなさま。
ご心配を頂いた皆様。
不快に思われた皆様。

全ての皆様に心よりお詫び申し上げます。

申し訳ございませんでした。


そして、個人的ではありますが、文中でも引用させて頂いた尊敬するミュージシャン様。
感謝の気持ちと共に、これからもあなたが振るう絵筆が描くすばらしい世界を魅せ続けてください。


そして、KURIKINTON FOXさん。
あなたの責任ではありません。
全ての責任をかぶる必要性はまったくありません。
FOXさんの器の大きさに全て救われました。
本当に有り難うございました。

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