PowerChute network shutdown
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イベントの一覧

 
イベントログ

イベントログには、サーバに影響する可能性のあるUPSイベントが時系列順に記録されています。

PowerChute network shutdownが認識可能なUPSイベントについては、イベントの一覧を参照して下さい。UPSモデルによっては発生しないイベントもあることに注意して下さい。PowerChuteには、お使いのUPSでサポートされているイベントだけが表示されます。PowerChute network shutdownでは、UPSが電源を供給している機器の動作に影響しないUPSイベント(UPSセルフテストなど)がログに記録されることはありません。

デフォルトでは、発生したすべての認識可能なイベントがイベントログに記録されます。記録するイベントを個別に設定するには、[Configure Events]を使用して下さい。

イベントログはPowerChuteディレクトリ中のイベントログファイルに記録されます。このファイルに記録されたイベントが1000イベントになると、古い順に1/3のイベントが自動的に削除されます。イベントログの中身をすべて消去するには、PowerChuteプロセスを停止してからイベントログファイルを削除して、プロセスを再スタートして下さい。次に記録するイベントが発生した際に、新しいイベントログファイルが作成されます。


イベントの設定

UPSイベント発生時のPowerChute network shutdownの動作(アクション)を変更することができます。イベントに対して実行できるアクションには、次の4種類があります。

[Configure Events]ページには、それぞれのイベントに対して設定されているアクションが表示されます。アクションがどのように設定されているかを確認するには、アクションに対応するチェックボックスをクリックして下さい。

複数のイベントを同時に設定するには、[Change Settings]ボタンを選択します。ウィザードに表示されるメッセージに従って、イベントやアクションに関する適切な情報を設定して下さい。

注意: Javaをサポートしていないブラウザでは、[Change Settings]ボタンを利用できません。このボタンを使用するには、Javaをサポートしているブラウザが必要になります。Javaをサポートしていないブラウザでアクションを設定する場合には、それぞれのアクションに対応するボックスを個別にクリックして下さい。

 
イベントログ(Log Event)

発生したイベントはPowerChuteイベントログに記録されます。デフォルトの設定では、すべてのイベントが記録されます。不要なイベントがある場合は、必要に応じて設定を変更して下さい。

 
ユーザ通知(Notify Users)

イベントが発生した時に、特定のユーザまたはすべてのユーザにポップアップメッセージを送信することができます。メッセージの送信方法は、次のパラメータで設定します。

Send notification only when the event(s) last this long (seconds)]: ここに指定した時間以上イベントが継続した場合に、メッセージが送信されます。たとえば、短時間の電源障害が断続的に発生した場合に、これらのイベントごとにメッセージを受け取りたくない場合は10秒を設定します。こうすれば、電源障害が10秒以上持続しない限りメッセージを受け取ることはありません。

Send notification again this often (seconds)]: イベントが継続している間にメッセージを繰り返す頻度を指定します。 このフィールドに何も指定しないか0を指定した場合、メッセージが繰り返し送信されることはありません。

Notify all users]: 同じドメイン内のすべてのユーザ(Windowsの場合)、またはサーバにログインしているすべてのユーザ(NetWareやUNIXの場合)に対してメッセージを送信します。

Notify only this user]: 通知するユーザのログイン名を指定します。グループ名で指定しないで、個人のユーザ名を指定して下さい。UNIXの場合は、コンソールウィンドウにログインしているユーザにメッセージが送信されます。

注意: NetWareをお使いでユーザがNDSにログインしている場合、「.don.sales.myc」のように完全修飾NDS名でユーザを指定します(先頭のピリオドはNDSユーザ名の場合にだけ指定する必要があります)。ユーザがサーバにバインダリ接続している場合は、「don」のようにユーザの一般名だけを指定します。NetWareサーバへの接続の種類を確認するには、ノベルのコンソールモニタユーティリティ(MONITOR.NLM)の[接続]または[接続情報]を使用して下さい。

 
コマンドファイル実行(Run Command File)

イベント発生時に、あらかじめ指定したコマンドファイルを実行することができます。Windowsの場合、指定するファイルのファイル拡張子は.cmdまたは.batでなければなりません。またファイルを指定するには、ドライブ名/ボリューム名から始まるフルパス名を使用する必要があります。パス名中にスペースが含まれる場合は、フルパス全体をクォーテーションマークで囲んで下さい。

コマンドファイルの実行時間や実行を完了するまでに必要な時間は、次のパラメータで設定します。

Run the command file only when the event lasts this long (seconds)]: ここに指定した時間を超えてイベントが継続している場合にコマンドファイルを実行します。たとえば、電源障害が60秒以上継続した場合にのみコマンドファイルを実行するには、このパラメータに60を設定します。[UPSバッテリ動作]イベントに対してコマンド実行遅延時間(Command Execution Delay)に60秒を設定した場合、60秒未満の電源障害に対してコマンドファイルが実行されることはありません。

The command file needs this much time to complete (seconds)]: コマンドファイルの実行が完了するまでに必要な時間を指定します。[UPSバッテリ動作]イベントに対してコマンドファイルを実行する場合などに、この指定が重要になります。PowerChute network shutdownは、UPSのランタイムを定期的にチェックしています。コマンドファイルの実行遅延時間とコマンドファイルの処理時間、およびサーバをシャットダウンするために必要な時間を合計した値がUPSのランタイムを超えている場合は、[Run Time Exceeded]イベントが発生してしまいます。

Windows NT 4.0, Windows 2000用に一般的なアプリケーションをシャットダウンするためのプログラムが提供されています。これらのプログラムへのフルパス名、および他の必要なコマンドを指定したコマンドファイルを作成して下さい。これらのプログラムは、PowerChuteディレクトリ中の\Shutdown utilitiesディレクトリにあります。デフォルトでは、次のディレクトリに格納されています。

c:\program files\powerchute\Shutdown utilities

提供されているプログラムを次に示します。

  • shutnote.exe - Lotus Notesシャットダウン用
  • shutback.exe - Microsoft BackOfficeシャットダウン用
  • shutiis.exe - Microsoft IIS Serverシャットダウン用
  • shutncs.exe - Netscape Enterprise Serverシャットダウン用

これらのシャットダウンユーティリティを使用するには、次の手順に従って下さい。

1. 次の内容のコマンドファイルを作成します。
"<installation directory>\Shutdown utilities\shutncs"
"<installation directory>\Shutdown utilities\shutnote"
"<installation directory>\Shutdown utilities\shutiis"
"<installation directory>\Shutdown utilities\shutback" SNA Exchange SMS SQL

注意: 「shutback.exe」の行には停止するサービスだけを指定して下さい。たとえばSNAだけを停止する場合は「"C:\Program Files\Pwrchute\shutback" SNA」のように指定します。
2. イベントとコマンドファイルを選択したら、コマンドファイルへのパスを入力します。
注意: shutnote.exeは、バージョン4.6以前のLotus Notes/Dominoサーバをシャットダウンできます。
Lotus Notesサーバが別のドライブ上のアプリケーションとして動作している場合、shutnote.exeのコマンドラインにサーバのフルパスを指定して下さい(次の例ではLotus_Notes_Server_Directory_Path)。
shutnote.exe Lotus_Notes_Server_Directory_Path
Lotus NotesサーバがWindows NT/Windows 2000のサービスとして動作している場合は、コマンド名「shutnote.exe」の部分を「net stop」に変更した後に、停止するサービス名(次の例では"Lotus_Notes_Service")をクォーテーションマークで囲んで指定します。
net stop "Lotus_Notes_Service"
 
システムシャットダウン(Shut Down System)

このアクションを有効にしている場合、イベント発生時にサーバOSがシャットダウンされます。

Shutdown the system only when the event lasts this long (seconds)]:ここに指定した時間以上イベントが継続した場合に、システムのシャットダウンが開始されます。たとえば、電源障害が10分以上続いた場合にOSをシャットダウンします。[UPSバッテリ動作]イベントに対して遅延時間に600秒を設定した場合、電源障害の継続時間が600秒未満ならシャットダウンは開始されません。

システムのシャットダウンに関する設定は、[Configure Shutdown]ページで行います。

注意: 電源障害時にUPSがローバッテリ状態になると、PowerChuteは即座にシャットダウンを開始します。システムのシャットダウン処理の設定については、「シャットダウンの設定(Configure Shutdown)」を参照して下さい。

 
シャットダウンの設定(Configure Shutdown)

PowerChuteイベントの発生時にシステムをシャットダウンするように設定している場合、イベントが発生するとOSのシャットダウンが開始されます。このページから、OSのシャットダウン方法をカスタマイズできます。たとえばOSをシャットダウンする前にコマンドファイルを実行することができます。また、OSのシャットダウン後にUPSを停止するかどうかも選択できます。イベントに対するシステムシャットダウンの設定については、「イベントの設定(Configure Events)」を参照して下さい。

Run this command file (full name)]: 実行するコマンドファイルを、ディスクドライブおよびボリューム名を含めたフルパス名で指定します。

The command file needs this much time to complete (seconds)] コマンドファイルの実行完了までに必要な時間を指定できます。ここに指定した時間が経過した後、OSのシャットダウンが 開始されます。実行するコマンドファイルが指定されていない場合でも、ここに指定した時間が経過するまでの間シャットダウンは開始されません。イベントに対するシャットダウンで設定された時間に加えてここで指定した時間が経過するまでは、シャットダウンは開始されません。この指定は、電源障害によるシャットダウンを行う場合などに重要になります。 PowerChute network shutdownは、UPSのランタイムを定期的にチェックしています。設定した時間が経過するまでUPSがもたない場合は、[Run Time Exceeded]イベントが発生してしまいます。

注意: コマンドファイルの実行完了に必要な時間は、自分で見積もる必要があります。PowerChute network shutdownからコマンドファイルの実行が完了したかどうかを判断することはできません。指定された時間が経過すると、OSのシャットダウンが開始されます。

Turn off the UPS when the shutdown finishes]:UPSに複数のサーバを接続している場合、OSのシャットダウン後にUPSを停止させない方が良いこともあります。このボックスの選択を解除すれば、OSをシャットダウンしてもUPSが停止することはありません。

注意:PowerChute network shutdownが動作しているサーバがすべてシャットダウンを完了しない限り、Network Management Card およびWeb/SNMP Management Card(以下Network Management Card)がUPSの停止を許可することはありません。

電源障害時にUPSが停止する場合、電源障害から回復した際に自動的に電源の供給を再開するか(電源を供給している機器が再起動されます)、または手動で電源の供給を再開するかを設定できます。この設定はNetwork Management Cardユーザインターフェイス の[PowerChute]ページにある[Shutdown Behavior]で行います。

 
通信の設定

Management Card IP Address]: UPSに装着したNetwork Management CardのIPアドレスです。この設定を変更するには、環境設定ユーティリティを使用して下さい。

Management Card Administrator User Name]: PowerChute network shutdownのユーザインターフェイスにログインする際に用いられます。1〜10文字のユーザ名を指定して下さい。デフォルトは「apc」です。この設定を変更した場合、対応するNetwork Management Cardの設定も変更する必要があります。そうしないと、PowerChute network shutdownとNetwork Management Cardの間で通信することはできません。

Management Card Administrator Password]:PowerChute network shutdownのユーザインターフェイスにログインする際に使用します。1〜10文字の範囲でパスワードを指定して下さい。デフォルトは「apc」です。

Management Card Administrator Authentication Phrase]:PowerChute network shutdownがNetwork Management Cardと通信する際に用いられます。15〜32文字の認証フレーズを指定して下さい。デフォルトは「admin user phrase」です。この設定を変更した場合、対応するNetwork Management Cardの設定も変更する必要があります。そうしないと、PowerChute network shutdownとNetwork Management Cardの間で通信することはできません。

注意:[Management Card Administrator User Name]、[Management Card Administrator Password]、および[Management Card Administrator Authentication Phrase]は、PowerChute network shutdownとNetwork Management Cardが通信するために用いられます。[Management Card Administrator User Name]と[Management Card Authentication Phrase]には、対応するNetwork Management Cardと同じものを指定する必要があります。Network Management Card側の設定はNetwork Management Cardユーザインターフェイスの[System]メニューにある[User Manager]から行います。
 
PowerChute network shutdown環境設定ユーティリティ

PowerChute network shutdown環境設定ユーティリティは、PowerChute network shutdownプログラムとは別の、独立したユーティリティです。 PowerChute network shutdownを正常にインストールしたら、環境設定ユーティリティを使って次の設定を変更することができます。

  • 監視対象Network Management CardのIPアドレス
  • 監視対象Network Management Cardのポート番号
  • PowerChute network shutdownのポート番号
  • 管理用ユーザアカウント
  • 管理用パスワード
  • セキュリティフレーズ

環境設定ユーティリティを使用するには、次の手順に従って下さい。

注意:最新のJRE実行ファイルをご使用の場合は以下(jre)と記載のところを(java)に置き換えてください。最新の詳細情報に関しましては弊社Webサイトよりご確認ください。

  1. m11.cfgファイルを、\libディレクトリにコピーします
  2. \libディレクトリに移動します
  3. 次のコマンドを実行すると、環境設定ユーティリティが起動します
  4. <Java home dir>\bin\jre -cp .;confutil.jar;swingall.jar;m11.jar;ds.jar PCNSUtilApp
    注意:UNIXの場合はセミコロン(;)の代わりにコロン(:)を使用して下さい。
  5. 環境設定ユーティリティを使って、適切な設定を行います
  6. m11.cfgファイルを\PowerChuteディレクトリにコピーします

環境設定ユーティリティは、自動インストールで複数のNetwork Management Cardを監視する場合のm11.cfgファイルの設定にも用いられます。 複数のNetwork Management Cardに同じPowerChute network shutdown設定を適用するには、次の手順に従って下さい。

  1. 完全インストールを実行します
  2. m11.cfgファイルを\libディレクトリにコピーします
  3. 次のコマンドを実行すると、環境設定ユーティリティが起動します
  4. <Java home dir>\bin\jre -cp .;confutil.jar;swingall.jar;m11.jar;ds.jar PCNSUtilApp
    注意:UNIXの場合はセミコロン(;)の代わりにコロン(:)を使用して下さい。
  5. 環境設定ユーティリティを使って、Network Management CardのIPアドレスを変更します
  6. 変更したm11.cfgファイルを使って、自動インストールを実行します(インストールガイドの「自動インストール」の手順4を参照して下さい)。
 
UPSモデル名

お使いのUPSモデル名は、[UPS Information]セクションに「Smart-UPS 3000」のように表示されます。この項目を選択すると、Network Management Cardユーザインターフェイスが表示されます。Network Management Cardユーザインターフェイスを使用するためには、Network Management Cardの管理用ユーザ名とパスワードを指定する必要があります。

 
接続しているサーバ(Connected Servers)

[Connected Servers]ページには、Network Management Cardに登録されているサーバの一覧が表示されます。このリストには、最高50台までのサーバが表示されます。Network Management CardにIPアドレスが登録されていないサーバが表示されることはありません。

リストにはサーバ名とIPアドレスが表示されます。IPアドレスを選択すると、そのサーバのPowerChute network shutdownユーザインターフェイスが表示されます。

 
インタラクティブアシスタンス(Interactive Assistance)

[Interactive Assistance]をクリックすると、PowerChute network shutdownやアップグレードに関する情報を参照できます。[Interactive Assistance]をクリックすると、使用しているPowerChuteの設定内容がAPC本社のサーバに送信され、該当する製品に関する情報、新バージョンが提供されているかどうか、および関連する様々な最新情報が表示されます。
注意:日本国内では、インタラクティブアシスタンスをサポートしません。

 
システム障害レポート(System Problem Report)

メニュー選択時に[System Problem Report]というメッセージが表示された場合は、PowerChute network shutdownがNetwork Management Cardから情報を取得できないことを表しています。Network Management Cardが他の処理を行っている、またはネットワークトラフィックなどの理由で、通常の操作時にこのエラーが発生することもあります。もう一度操作を行って、再びエラーが発生するかどうかを確認して下さい。

引き続きエラーが発生する場合、次の手順に従ってトラブルシューティングを行って下さい。

  1. Network Management Cardユーザインターフェイスにログインします。PowerChuteメニュー項目を選択して、目的のサーバのIPアドレスが Network ShutdownクライアントのIPアドレス一覧(Network Shutdown client IP addresses)に表示されていることを確認して下さい。目的のサーバがない場合は、それをリストに追加して下さい。
  2. PowerChute network shutdownとNetwork Management Cardに同じ管理用ユーザ名(Administrator User Name)と認証フレーズ(Authentication Phrase)が設定されていることを確認して下さい。
  3. Network Management CardユーザインターフェイスのUPSモデル名の下に[PowerChute]メニュー項目がない場合、そのカードはPowerChute network shutdownをサポートしていません。このようなNetwork Management Cardの大半は、ファームウェアをアップグレードすることによってPowerChute network shutdownに対応することができます。最新のファームウェアについてはAPCのWebサイトを参照するか、またはAPCコールセンタにお問い合わせ下さい。
 
イベントの一覧
Battery: Discharged UPSバッテリが消耗しています。電源障害が発生した場合、すぐにローバッテリ状態になる可能性があります。十分なランタイムがあるかどうかは保証されません。最近UPSが長時間バッテリ動作中の状態になっていた場合は、この状態は正常です。4時間以内に[Battery Recharged]イベントが発生しない場合、UPSの充電が正しく行われていない可能性があります。このような場合には、APCコールセンタに連絡して下さい。
Battery: Recharged UPSのバッテリ容量が許容範囲内にあります。このイベントは、[Battery Discharged]イベントが発生した場合にだけ発生します。
Battery: Installed Symmetra Power Arrayにバッテリモジュールが追加されました。または、Smart-UPSもしくはMatrix-UPSに外部バッテリパックが追加されました。
Battery: Removed Symmetra Power Arrayからバッテリモジュールが除外されました。または、Smart-UPSやMatrix-UPSから外部バッテリパックが除外されました。
Battery: Replaced UPSバッテリが交換されました。このイベントは、[Battery Replacement Neededイベントが発生]してバッテリが交換された場合にだけ発生します。これ以外の状況でこのイベントが発生した場合は、APCコールセンタにご連絡下さい。
Battery: Replacement Needed UPSバッテリが劣化し、交換する必要があります。交換用バッテリの注文方法については、APCのWebサイトを参照するか、またはAPCコールセンタにお問い合わせ下さい。
注意: この状態はバッテリを交換する必要があることを示していますが、バッテリ電源は引き続き供給されています。バッテリに障害が発生してバッテリ電源の供給が停止している訳ではありません。
Bypass: Ended UPSがバイパスモードから復帰しました。「 Bypass: For Maintenance」を参照して下さい。
Bypass: For Maintenance UPSがバイパスモードになりました。電源障害時のサポートは行われません。UPSの保守作業が行われている場合は、この状態は正常です。UPSをバイパスモードにしていないのにこのイベントが発生した場合は、APCコールセンタにご連絡下さい。
Bypass Switch: Failed バイパス切替器が正常に動作していません。電源障害時にUPSから電源を供給できません。APCコールセンタにご連絡下さい。
Bypass Switch: Replaced バイパス切替器は正常に動作しています。
Communication: Established PowerChute network shutdownとUPSの間の通信が確立されました。
Communication: Lost PowerChute network shutdownとUPSの間の通信(シリアル経由とネットワーク経由の両方とも)が失われました。「 システム障害レポート」の説明に従って、トラブルシューティングを行って下さい。
Communication: Lost While On Battery 電源障害が発生によるUPSのバッテリ状態への移行中に、PowerChute network shutdownがNetwork Management Cardと通信できなくなりました。通信できないため、UPSのランタイムを算出することができません。
Input Power: Restored 商用電源が回復しました。UPSバッテリからの電源供給は行われません。
Low Battery Condition: Occurred UPSはバッテリ動作中です。このまま電源の供給が回復しないと、バッテリは消耗してしまいます。このイベントが発生すると、PowerChute network shutdownがシャットダウンを開始します。
Minimum Load Capability Lost 最小負荷しきい値の値を下回りました。
Minimum Load Capability Regained 最小負荷しきい値の値に戻りました。このイベントは、[Minimum Load Capability Lost]イベントが発生した場合に発生します。他の状況でこのイベントが発生した場合は、APCコールセンタにご連絡下さい。
Minimum Redundancy: Lost Symmetra Power Arrayの最小冗長しきい値の値を下回りました。すべてのモジュールが正常に動作しているかどうか、および冗長構成が正しいことを確認して下さい。
Minimum Redundancy: Regained 最小冗長しきい値が回復されました。このイベントは[Minimum Redundancy Lost]イベントが発生した後にだけ発生します。他の状況でこのイベントが発生した場合は、APCコールセンタにご連絡下さい。
Runtime: Exceeded UPSで実際に利用できる時間を超えたランタイムがPowerChuteに設定されています。次のような状況の時にこのイベントが発生します。
  • [Configure Shutdown]ページのコマンドファイル実行時間が、UPSに設定されている[Low Battery Duration]よりも大きい値になっている。ローバッテリ状態になるとシャットダウンが行われるため十分な時間を確保することが重要になります。コマンドファイル実行時間を減らすか、または[Low Battery Duration]の値を増やして下さい([Low Battery Duration]の値は、Network Management Cardユーザインターフェイスの[Configuration]ペーで設定します)。
  • [UPSバッテリ動作]イベントに設定されているシャットダウン遅延時間の合計に[Configure Shutdown]ページのコマンドファイル実行時間を加えて、そこから2分を引いた値がUPSランタイムを超えている。UPSの負荷が大きすぎるか、またはUPSバッテリが完全に充電されていない場合にこのような状況が発生します。UPSの負荷を減らすか、シャットダウン遅延時間を短縮して下さい。または、[Configure Shutdown]ページのコマンドファイル実行時間を減らして下さい。
Runtime: Normal Again PowerChute network shutdownの設定に対応できるだけのUPSランタイムがあります。このイベントは、[Run Time Exceeded]イベントが発生した場合にだけ発生します。
SmartBoost: Activated 商用電源の低下に伴い、UPSがSmartBoostを有効にしました。このイベントが頻発する場合は、Network Management Cardユーザインターフェイスを使って、[Low Transfer Voltage]の値を減らして下さい。この状況が継続する場合は、電気工事業者もしくはビル管理業者に連絡して商用電源を調査して下さい。
SmartTrim: Activated 商用電源の電圧上昇に伴って、UPSがSmartTrimを有効にしました。このイベントが頻発する場合は、Network Management Cardユーザインターフェイスを使って、[High Transfer Voltage]の値を増やして下さい。この状況が継続する場合は、電気工事業者もしくはビル管理業者に連絡して、商用電源を調査して下さい。
System-Level Fan: Failed 内部ファンに障害が発生しました。ファンに問題が発生していないかどうか確認して下さい。この状況がすぐに解決されない場合は、APCコールセンタにご連絡下さい。
System-Level Fan: Replaced 内部ファンは正常に動作しています。このイベントは、[Fan Failure]が発生した場合にだけ発生します。これ以外の状況で発生した場合は、APCコールセンタにご連絡下さい。
System Shutdown: Canceled [Shut Down System]アクションの契機となるイベントが発生しました。しかし、指定されたシャットダウン遅延時間が経過する前に状態が回復されため、シャットダウンは行われません。[Shutdown System]アクションについては、「イベントの設定(Configure Events)」を参照して下さい。
System Shutdown: Started [Shut Down System]アクションの契機となるイベントが発生し、システムのシャットダウンが開始されました。[Shutdown System]アクションについては、「Configure Events」を参照して下さい。
Upgrade Management Card firmware UPSに装着しているNetwork Management Cardのファームウェアは、本バージョンのPowerChute network shutdownをサポートしていません。APCのWebサイトから、最新のファームウェアを入手して下さい。
UPS Battery: Installed 外部バッテリパックが追加されました。
UPS Module: Failed Symmetra Power Arrayの電源モジュールに障害が発生しました。電源モジュールを交換し、APCコールセンタに交換したモジュールの修復/交換を依頼して下さい。
UPS Module: Installed Symmetra Power Arrayに電源モジュールが追加されました。
UPS Module OK Symmetra Power Arrayの電源モジュールは正常に動作しています。このイベントは、[Power Module Failed]イベントが発生した場合にだけ発生します。他の状況でこのイベントが発生した場合は、APCコールセンタにご連絡下さい。
UPS Module: Removed Symmetra Power Arrayから電源モジュールが取り外されました。
UPS: On Battery 電源障害のため、UPSがバッテリ動作中になりました。UPSへの電源供給を回復して下さい。一般的な停電などの電源障害でない場合(そのUPSだけに電源障害が発生しているような場合)は、配線やサーキットブレーカを確認して下さい。短時間にこのイベントが頻発する場合は、同じ電気回路上にある他の機器が一時的に過大な電力を消費していないかどうかを確認して下さい。レーザープリンタやコピー機などを使用している場合などに、この問題が発生することがあります。
また、電流の品質が悪いような場合にもこの問題が発生します。このような場合は、Network Management Cardユーザインターフェイスを使って、UPSの感度を低くして下さい。それでも問題が発生する場合は、電気技師に連絡して外部電源を調査して下さい。
UPS: Overloaded UPSが定格出力を超える負荷を検出しました。状況が改善されるまで、UPSの負荷を減らして下さい。短時間にこの状況が頻発する場合は、UPSが電力を供給している機器が一時的に過大な電力を消費していないかどうかを調査して下さい。レーザープリンタやコピー機などを使用している場合などに、この問題が発生することがあります。引き続き問題が発生する場合は、APCコールセンタにご連絡下さい。
UPS: Overload Corrected [UPS: Overloaded]イベント発生の契機となる状態が修復されました。
UPS Temperature: Normal Again UPSの内部温度が通常の範囲内に戻りました。このイベントは、[UPS Temperature Overheated]イベントが発生した場合にだけ発生します。これ以外の状況でこのイベントが発生した場合は、APCコールセンタにご連絡下さい。
UPS Temperature: Overheated UPSの内部温度しきい値の上限を超えました。UPSを周囲から1インチ以上離していることを確認して下さい。また、UPSの通風孔を塞いでいないことを確認して下さい。この状況がすぐに解決しない場合は、APCコールセンタにご連絡下さい。
 
APCカスタマサポート・コールセンタ

本製品および他のAPC製品に関するカスタマサポートは無償で提供されています。APCカスタマサポート、及びコールセンタの利用方法を次に示します。

  • APCのWebサイトを参照する。
    • http://www.apcc.com (本社)
      ここから、各国向けのAPC Webページ(北米、日本、中国、韓国、インターナショナル、ラインアメリカ、フランス、ドイツ、オーストラリア、中東アジア、およびインド)にアクセスできます。これらの各Webサイトにカスタマサポート・コールセンタの情報が記載されています。
    • http://www.apc.co.jp(日本)
    • http://www.apc.co.jp/sands/(日本)
      テクニカルサポート情報やオンライントラブルシューティングをご利用いただけます。
  • UPSやAPCソフトウェアを購入した販売店もしくは代理店に問い合わせる。
  • 最寄りのAPCカスタマサポートに電話または電子メールで問い合わせる。
    • 各国それぞれのカスタマサポート、及びコールセンタの電子メールアドレスや電話番号については、APC Webサイトのホームページ http://www.apcc.comから、[Service and Support]や[Contact APC]を選択して下さい。
    • 主要な地域のAPCカスタマサポート、及びコールセンタの電子メールアドレスと電話番号を次に示します。
    • APC本社(米国およびカナダ)     +800 800-4272(フリーダイヤル)
      ラテンアメリカ +401-789-5735(米国)
      apctchla@apcc.com
      欧州、中東、アフリカ +353 91 755275(アイルランド)
      apceurtech@apcc.com
      日本 電話:03-5434-2021
      FAX :03-5434-2022
      Webサイト : http://www.apc.co.jp
      お問い合わせ先(e-support) : http://www.apc.co.jp/sands/olts/index.html