新潟大学は、昨年9月に新潟県佐渡市で放鳥され、この夏から同大五十嵐キャンパス(新潟市西区)近くに定着しているトキに「特別飛来学生証」を発行した。後期が始まる10月1日付「入学」扱い。
トキは雌の2歳。佐渡市が発行しているトキの戸籍謄本では、個体番号13番にちなんで「カズミチャン」の愛称があるが、これに下条文武学長が「飛翔(ひしょう)」という名字を与えた。
所属は「自然再生学」。近くの「ねぐら」は毎夕、数十人が観察に訪れる人気ぶり。トキの野生復帰を支援・研究するプロジェクトを進める同大は「ぜひ講義を受けに来て」とラブコール。【畠山哲郎】
毎日新聞 2009年10月21日 18時02分(最終更新 10月21日 18時30分)