対人レーダーや対砲迫レーダーに対する電子妨害手段は研究されていないのですか?(485:546)
対砲迫レーダーへの妨害は30年ぐらいからいろいろやってる
最近は撃った場所が推定できないぐらい進歩してるらしい
対人レーダ、対砲迫レーダーにかぎらず、電磁パルスによる電子機器の無効化は
どこも研究中だよ。
AWACSやイージス艦って、大きなレーダーが付いてますが、
隊員への身体的影響はないのでしょうか。(485:439,441)
電磁波が出続けてるんですよね?
乗員が危険(なくらいの電磁波出す)ってことはAWACS自体が自分の電磁波で墜落しかねないって事だぞ…
人間に影響が出るくらいの出力では当然、電波・電磁波でAWACS自機の電子機器もぶっ壊れる。
それを懸念してしっかり機体内部はシールド(遮蔽)されている。 なので乗員も安全。
AWACSにしてもイージス艦にしても、高性能レーダーは高出力だけでなく、高指向性も必要とされる。
もちろんサイドローブも発生するが、これも最小化された上で遮蔽処置も行われる。
電子戦機などではキャノピーにも電磁遮蔽コーティングが施されている。
(イージスシステム程度の出力でも)実際どんな影響がでるかどうかというのは具体的には不明な点も多い。
ただ、レーダー作動中は甲板にでるのは禁止されている(ヤバい影響があった時に備えて、一応)
一昔前は電子レンジ状態になって、甲板に出ていた人間が死ぬとか言われたが、
実際人が死ぬほどの出力は出せないというか、出す必要がない。
とりあえず、艦内の乗員や他の電子機器に障害が出ない程度には配慮や遮蔽処置がなされている。
HARMのターゲッティングPODは、AGM-88を積まなくても
レーダー脅威確認だけに、動作させることはできるのでしょうか?(485:383)
HARM ターゲッティングポッド(HTS)は単体でレーダー脅威確認だけに使用することもできます。
ttp://www.defense-update.com/products/h/HTS.htm
上記サイトにあるように、HTSに搭載されたGPSの併用によって、他機との連携で
三角測量的にレーダー脅威の座標を決定することもでき、ソフトウェアアップグレードによって
HARMだけでなく、JDAMなどによる電波放射源攻撃が可能になります。
米英が42年に実用化したというHF/DFはど(電波方位測定器)こが革新的だったのでしょうか?(485:44)
電波放射がが短時間でも測定しえたこと。電波の方向を、かなり精密に探知で出来ることなど。
ロックオン警告用のレーザー検出装置ってレーザーを自分(戦車の車体、戦闘機の機体)のどこに照射されても検出出来るんですか?
レーザーって照射した一点でしか検出できないのでは?
照射されたレーザーは物に当たると拡散するので、その拡散したレーザー波を検出する。
(初心者スレ474:767)
レーダーに映る物を時速500km以上で移動する物だけを映るようにすればステルス機をレーダーで発見できるような気がするのですがどうでしょうか?(468(実質469):966)
実際、現代ではそのような原理を使用したドップラーレーダーが普通に使用されています。しかし、
バックにノイズが入ることは避けられず、その際、わずかな反射はノイズに埋もれる。
レーダーに対して垂直に動いている機体は速度がゼロになるので映らない。
斜めであっても、そのぶん視線方向の速度が減るから、映らなくなることがある。
ドップラーレーダーはご存じの通り周波数変化を利用して移動物体のみ捉えます。
例えば接近してくる物体を捉えようとしたら、周波数100の電波を発射し、110~120の範囲だけフィルターすると
10~20のドップラー偏位を起こす正の(つまりこちら向きの)視線方向速度をもった反射だけを捉えることができます。
しかし、967に書いたように、敵機の進行方向は未知ですから、たとえ敵機の速度がわかっていても、
視線方向の速度は、0(敵機が電波に対して垂直)~敵機の速度そのもの(視線方向に運動している)まで
さまざまとなります。
仮にレーダー回路自体のノイズがゼロであっても(熱力学的に不可能ですが)たまたまレーダーが向いた方向に、
周波数110~120の電波を発信するものがあれば、これがノイズとなる上、レーダーにはサイドローブがありますから、
レーダーが向いていない方に発信源があっても、同様にノイズ源となり得ます。
というわけで、速度がわかっていても反射が弱い敵機はとても捉えにくいことになります。
何故、航空自衛隊の早期警戒機や早期警戒管制機は未だに旧式の回転式レーダーを使用しているのでしょうか?
フェーズドアレイレーダーを搭載した新しい早期警戒機や早期警戒管制機を調達したりはしないのでしょうか?
E-767のレーダーはフェイズドアレイだし
固定したフェイズドアレーレーダーより、回転型のフェイズドアレーの方が素子数が少なくて済む。
もちろん同時監視はできなくなるが、問題ない速さでスキャンできていれば、わざわざ高価で重いものを
積む必要はない。
さらに、固定式フェイズドアレーを機体にどのように搭載するかの問題も起きる。機体の長軸に沿って搭載する方法だと、
前後に死角ができ、それをカバーするための補助レーダーが要るが、これは機体の幅で長さが限られるため、
性能が落ちる。
機体上部に三角形にフェイズドアレーを置くことも考えられるが、回転レドーム(ロートドーム)の直径が同じ場合、
図を書けばすぐわかるとおり、回転式のフェイズドアレーよりも一辺が短くなり、性能が落ちる。
斜め方向の分解能も落ちるから、すべての方向で同じ性能にしようとしたらえらくでかいものになってしまい、
空力的にとても大変なことになってしまう。
というわけで、ロートドームの中身はフェイズドアレーになりつつあるが、回転させるメリットは大きい。
対空レーダー(定義がいい加減で済みません)で察知した敵機の機種は分かるのでしょうか。(482:509)
反射波の解像度が高ければ、電波でも分かるのかもしれませんが、
まさかそこまで……とも思います。
たとえば戦闘機に付いているようなやつではムリでも、
AWACSや地上のレーダーなら何となくわかるとか、
「大きいから多分ベアだろ」
とかその程度なのか、実際のところはどうなのでしょうか。
何でもファンブレードの反射のホニャララである程度は分かるようだ
そういった機能が実装されるまでは反射の特徴とかで判断してた
まあ一般人から見れば何が飛行機なのかすら分からない様だが
反射波の分析で使用しているエンジンの種類がわかったりします(第1段タービンの翼数、回転数など)
さらに相手の全長や翼幅を推測する手段もあります。それやこれやで、条件が良ければ機種推測可能。
敵の対砲迫レーダーをなんとか欺いて砲撃を行う方法はないでしょうか?(482:550)
先進各国では何か対策は考えられてはいないでしょうか。
できればコストがかからない方法が良いのですが。
そんな簡単に欺けるものなら、だれも対砲迫レーダーなど装備しないだろ。
レーダが準備できる前に決める
数で勝負して一発で決める
MLRSで決める
同時着弾で決める
多方向から攻めて決める
基本は撃ったらすぐ移動。
要は相手の反撃が始まる前に、対迫レーダーで割り出された地点にいなければいいのだから。
他には金は掛かるがアメリカがステルス砲弾を開発してたと聞いたが。
現状では陣地進入から数発撃ってとっとと逃げるという方法しかない
後はミサイルくらいしか