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高度成長期の巨大団地建設の記録映画見つかる 大阪・吹田 (3/3ページ)
映像は18日に千里山団地近くの図書館で上映され、全国から集まった団地マニアや地域住民らが鑑賞した。建設当時に団地近くの小学校に通っていた吹田市長の阪口善雄さん(61)も駆けつけ、「雑木林だった丘をブルドーザーが走り回り、子供心に何ができるか楽しみだった。完成した団地は真っ白でまぶしくて、遊びに行くと見たこともない水洗トイレがあってびっくりした」と懐かしむ。
昭和30年代に完成した各地の団地は今、老朽化で次々と建て替えられている。千里山団地も来年度以降の建て替えが決まっており、建築家や団地マニアからは惜しむ声が上がっている。
団地に詳しい建築家の吉永健一さん(42)は「職人たちがすごいスピードで働いていて、『今までにないものを造る』という意気込みが伝わってくる。建て替えられる前に当時の映像を見ることができて、団地の魅力を再認識できてよかった」と話している。
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