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高度成長期の巨大団地建設の記録映画見つかる 大阪・吹田 (2/3ページ)
当時は全国各地で続々と団地が建設された。まだ珍しかった家風呂やダイニングキッチンを備えた公団住宅は庶民のあこがれの的で、入居の抽選は100倍を超える倍率になることもあったという。
見つかったのは日本住宅公団が製作した16ミリフィルムで、前後編計約28分の映像。製作した理由について、同支社は「当時は集合住宅が一般的ではなく、行政などに団地を理解してもらうために作ったのではないか」と推測する。
工事は住宅不足解消を目指す政府方針から急ピッチで行われ、わずか10カ月で完成したとされる。映像はナレーションと軽快な音楽とともに、荒涼とした丘陵地帯を造成するためにブルドーザーが駆け回り、手作業での下水管敷設や型枠にコンクリートを流し込む作業などから、入居後に住宅街の公園で遊ぶ子供たちの姿までが撮影されている。
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