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高度成長期の巨大団地建設の記録映画見つかる 大阪・吹田 (1/3ページ)
旧日本住宅公団が建設し、昭和32年に入居が始まった千里山団地(大阪府吹田市)の建設から入居までを記録した映像が、都市再生機構西日本支社(大阪市)の倉庫から見つかった。手作業で懸命に働く職人たちや、入居する家族の喜びにあふれた表情が記録されており、人々が希望に燃えた高度成長期のエネルギーを伝えている。当時全国各地で同様の巨大団地が完成したが、建設風景を記録した映像は珍しいという。
千里山団地は昭和31年1月着工。昭和30年設立の住宅公団が手がけた初期の団地で、9・6ヘクタールの敷地に49棟1061戸が建設された。丘を造成した地形を活用し、かまぼこ板型が基本の住棟の配置が単調にならないよう星形の「スターハウス」と呼ばれる建物を中心に取り入れるなど、当時の技術者たちの斬新なアイデアが盛り込まれている。
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