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戒名院魔人の一億総ファンタジー脳化陰謀
作者:神冥璽和魂

Once upon a time



或る処にブリブリ列島という、とてもとても平和でとてもとても豊かな国がありました。
ところが戒名院魔人くんという、悪い悪いブルジョアジー坊主がクーデターを起こし、
この平和で豊かなブリブリ列島を乗っ取ってしまいました。

戒名院魔人くんは王様を国外追放処分にし、勝手に大統領に就任して勝手に国家元首の座に君臨してしまったのです。
そして魔人大統領はクーデターの参謀本部長である蛇蝎院もも子さんを宰相に任命したのです。

悪魔の様な恐ろしい新政府の悪政によって蹂躙された人々は、悲痛な叫びを上げながら英雄の到来をひたすら待ち望んでいたのです。

そしてまた今日も国会議事堂で戒名院独裁政府による悪法が制定されようとしていました。



「ブヒブヒブヒブヒブヒッ、蛇蝎院もも子首相よ~~~苦しゅうない苦しゅうない~、朕に愚民化政策の進捗状況を報告するでアルぞ~ブイブイブイ~。」

「はい、偉大なる戒名院魔人大統領閣下。我が政府に楯突く愚民どもは全員、市中引き回しの上磔獄門に致しましたので御安心下さい。
生き残った愚民どもは馬鹿しか居らず、今や逆らう者など唯の一人もいなくなりまして御座います。」

「ブヒブヒブヒ、ご苦労であった、蛇蝎院首相。朕は腹が減ったので5回目の朝飯を食って参るでアルぞ。後はユーが勝手に法律を作って良いでアルぞ、ブイブイ。」

「偉大なる戒名院大統領閣下に対しこの不肖蛇蝎院、終生お仕へ奉る所存にて御座いまするぞえ。」


魔人くんが国会地下食堂で5回目の朝食の飛騨牛の丸焼きを食べている間に、蛇蝎院もも子さんは次々と悪法を勝手に通過させて行きました。



「え~と、全国至る所どんな狭い道路にでも関所を設けて通行税を有り金の中から20%没収して、金のない奴は身包み剥して・・・・・と、
人頭税も50%課税すれば税収は黒字化出来ますわね。オホホホ・・・・・・・・・・」

「ちょ~~っと待ったあァァァァァァァァァ、余の辞書には苛斂誅求を善しとせよと書かれてはおらぬぞ。」

「ゲゲゲッッ、てめえは地獄に堕ちた独尊寺唯我のクソボンズ・・・・・・・・・誰の許しを得て国会内に入って来たのじゃ。」

「下郎め下がりおろう、余はなあヤマラージャ焼き鳥チェーンの営業部長とオニーグループの広報部長を兼任する事になったのじゃ。」

「オホホホホ、独尊寺お坊ちゃまはもう一度磔獄門にしないと世の中の仕組みが理解出来ない様ですわね。ホホホホホ・・・・・・・・・」

「こらっ、愚妹蛇蝎院もも子よ、ワシは貴殿をそのような魔性のオナゴに育てた覚えはねえぞ。」

「あら、お姐様、お久し振りですわね。お姐様は毎朝放屁新聞のブンヤに成り下がったとの噂を聞きましてよ。ホホホホホ。」

「おいっ、愚妹蛇蝎院、貴公は新聞配達員を愚弄しおるか。このワシがどんなに辛い下積みを経て記者になったか知らんじゃろうが。」

「オホホホホ、大新聞と宗教新聞を各家庭に毎日5部ずつ押し紙として取る様に義務付けた法案を提出したのは、
何を隠そうこのわたくしの立案ですのよ。誰のお陰で毎日オマンマにあり付けると思ってまして、ホホホホ。」

「ちょっと待ってね、地下食堂に早く行かないとランチタイムが終わっちゃうから、ではまた。」

「ホホホホホ、愚民めが、本日のAランチさんま定食は贅沢過ぎるであろう、ホホ・・・・・・・・」

「あのね、蛇蝎院首相、あんまり調子に乗るとロクな氏に方しないとボクは思うのだがねえ。」

「おや~、其の方は寝返って磔獄門を免れた山崎ではないか。もう二度と泣き付いて来てもわらわは許しはせぬぞい。」

「いやボクはね、蛇蝎院首相の政策理念と世界観が理解不可能なんだわ。具体的な国の在り方について伺いたいんだわ。」

「オホホホ、流石に愚民の選んだ愚民代表だけあって何とオツムが悪いんでしょうか。国家の運営などはわらわにとっては取るに足らない事なんですのよ。
愚民どもを苛めて苛めて苛め抜く、これがわらわの政府の思想的根幹であり基本的政策理念ですの。」

「うんうん。」

「特にわらわの政府は義務教育に於ける教育現場でのガキの再教育を重視して居りますのよ。
愚民には米やパンなどという贅沢品を与えてはならないという観点から、学校給食のエサはアワ・ヒエ・キビ団子にして、
オカズには犬鍋・猫鍋・マムシ鍋を毎日食う事を義務付ける法案が既に通過しておりますわ。」

「うんうんうんうん。」

「これは減反政策を更に徹底化する事により、米の安定供給と価格維持を図るという画期的な副産物が付いて参りますの。
百姓などは唯の一人もいなくなった所で愚民用のエサを全部輸入すれば済むんですわよ。」

「うんうんうんうんうんうんうん。」

「そして懸案の少子化対策として小中学校からの性教育を実地で学ぶために、お隣の国のプロフェッショナルなお姐さんとおにいさん達を1000万人移民として迎え入れてガキどもを実地教育して頂きますの。
勿論ゲストである移民の方々には当然、国税・地方税・公共料金の免除と国家公務員平均給与の無条件支給が為されるのですわ。」

「うんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうん。」

「わたくしは義務教育課程からの国家再興に命を捧げようと思っておりますのよ。戒名院魔人大統領閣下のご提案によるファンタジー教育、
即ち教育科目をファンタジー小説・ファンタジーアニメ漫画・ファンタジー映画による教育に特化させ、愚民のガキどもをファンタジー世界に集約して無知蒙昧を啓かせるのですわ。」

「うんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうん。」

「国家の命運を預る宰相として、このわたくしも教育現場に赴きお隣の国の御姐さん・おにいさん方と共に身体を張って実地教育に当る所存ですのよ。
既に全国の小中学校にはアワ踊り専用マットが配布され、各教室の教壇に設けられたウォーターベッドの上に用意されてますの。
男子生徒の皆さ~ん、よ~~く御覧なさい、これが女よ、これが熟した女の身体なのよ♪。あら、ボウヤったらお母さんとまだお風呂に入ってるのね♪。
それはわたくしとはまるで違うババアの身体だって事が今日の授業で分かったわよね♪。
このわたくしのふくよかでいて柔らかなビーナス像の如き豊満な胸、上にピンと張って形の整った可愛いお尻ちゃん・・・・・・・・・・・・・
これが女よ♪・・・・・・・・これが熟れた女の肉体なんですのよォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ♪♪。
まあ、直斗君たらせっかちさんなのね~♪まだ駄目なの、そこはまだ駄目なのよ、触っちゃ駄目なの~~~♪♪。
あ~ん、由紀男君たら指の使い方がとってもお上手なのね~~♪♪先生がいいって言うまで駄目なのよ、アッアッアァァァァァァァァァァァァァァァァ・・・・・・・・・・・・・♪
勝也君も駄目よ~♪3人一遍に乗ったら先生潰れちゃうの~~~♪♪アッアッアッそこよそこなのよ~♪♪
もう先生駄目なの~♪もう駄目~出ちゃう出ちゃう~♪♪いっちゃういっちゃうの~~♪♪ア~~レ~~~~~~♪♪♪
・・・・・・・・・・・・教育者の端くれであるこのわたくしにと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



「うんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうん
ウ~ウ~~ウ~~~うるさいんだわァァァァァァァァァァァァァァァァァァァこの腐れ外道がァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ
ボッ、ボッ、ボッ、ボクがエッ、エッ、閻魔大王様なんだわァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ」



何と山崎さんに扮していたのは、地獄の焼き鳥屋ヤマラージャ代表取締役・因業寺マス男こと閻魔大王様だったのです。
山崎さんは大変身して大きな大きな閻魔大王様になったのです。
そして閻魔様の右手には秋葉原で買って来た大きな大きなラジオペンチが、そして左手には大きな大きな焼き鳥用ウチワを持っていたのでした。



「ウギャァァァァァァァァァァァァァァ、因業寺マス男の閻魔だァァァァァァァァァァァァァァァァお助けェェェェェェェェェェェェェェ。」

「この嘘吐きめがァァァァァァァァァァァ、ボクがチミの舌を抜いて上げるからね~、はい、あ~~んしてごらんなさい。」

「やい、因業寺、そちはまだオニーグループの会長をやっているのかえ。」

「そうだよ、拙僧はコングロマリット企業オニーグループの会長を務める傍ら、日本痙攣団体連合会会長も兼任しておるんだお。」

「じゃあなあ、わらわの一存で法人税を70%に引き上げてやるわい。」

「ちょっと待ってね、ランチのさんま定食が残ってたらオーダーして来るから、ではまたいずれ。」

「フンッ、愚民出身の雇われ閻魔めが、わらわの舌を抜くなど越権行為なんじゃわい。ホホホホホホ。」

「こらっ、愚妹もも子、貴公は百貫デブの戒名院がいなくなれば破滅するものと心得るのじゃ。」

「あら、お姐様、秋刀魚の骨が咽に引っ掛かっているみたいですわね。わたくしから針千本プレゼント致しますから召し上がれ、ホホホホ。」

「この売女め、針千本呑むのはお前だと余の辞書には書いてあるぞ。」

「まあ、独尊寺のお坊ちゃま、わたくしに筆下ろしして欲しいとお顔に書いてありますわよ。オホホホホホ。」

「のう、蛇蝎院よ、オニーグループは存続させたいので降参するわ。そこでものは相談じゃがな、ボクちゃんを宮廷料理人として採用してくれないかのう。」

「ホホホホホホ、零落れ果てたものよの~、因業寺マス男閻魔、ホホホホ。地方公務員並給与で特別に雇ってやるわい。オホホホホホ。」



因業寺閻魔大王様は宮廷料理人として、戒名院魔人くんの食事を毎日60回作って食べさせてあげました。
すると因業寺閻魔様特製の美味しい料理の虜となった魔人くんは、毎日の食事回数が300回に増え、150kgあった体重は見る見るうちに増えて行き、遂には1.5トンを超えてしまいました。
そして、哀れ戒名院魔人くんは、重症の糖尿病と脂肪肝と脳血栓でポックリ逝ってしまったのです。

実はこれが老獪な因業寺閻魔大王様による、肉を斬らせて骨を断つ捨て身の戦略だったのです。
魔人くんが氏んで政権が崩壊してしまったので、宰相の蛇蝎院もも子さんはこっそりと亡命するため夜逃げの準備に追われていました。



「このわたくしの高い知性と類い稀なる美貌を以ってすれば、他国で要職に就くなどは容易い事ですわよ、オホホホホホホホ。」



「お前の淫乱振りは余が世界中に言い触らしてあるから、もう再就職は望めないと思うのじゃがね~~~。」






「こんクソガキャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ俺がひん剥いてやる俺が犯し捲って筆下ろししちゃるゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥてめえこんクソガキャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ俺がしゃぶってやる俺がひん剥いて皮の先っぽをかじってやるゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥこんクソガキャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァてめえを逆さ吊りにして俺がひん剥いてやるゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥこんクソガキャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ」











To be continued.














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