出荷準備が進む新型インフルエンザワクチン=9日午前、埼玉県北本市の北里研究所、高橋雄大撮影
国内産の新型インフルエンザワクチンの出荷が9日、埼玉県にある学校法人北里研究所など国内の3メーカーで始まった。19日にもインフルの診療にかかわる医師らに打ち始め、妊婦や持病のある人、1歳から小学3年生までの子どもなど、優先接種する人に順次、打つ予定。
また、国立感染症研究所は9日、全国約5千の医療機関の定点調査で、4日までの最新の1週間の1施設あたりのインフルエンザ患者数が6.4人(患者報告数3万765人)になったと発表。ほとんどが新型インフルとみられる。前週は4.25人。
9日のワクチン出荷量は59万人分(118万回接種分)。出荷作業を公開した北里研究所では、従業員がフォークリフトを使ってワクチンが入った段ボール箱をトラックに積み込んでいった。
厚生労働省は6日付で都道府県を通じて各地の医師会に、ワクチン接種をする医療機関のリストをまとめるよう求める通知を出した。口頭では伝えていたが文書通知が遅れ、各医師会に確実に伝わってないとの批判が出ていた。
各自治体で接種態勢の準備が遅れる恐れがあるが、厚労省は「ご迷惑をおかけした」とする一方、接種は予定通り19日の週から可能だとしている。