ここから本文です

<中日・吉見>「注射問題」規定違反には当たらず NPB

10月24日22時35分配信 毎日新聞

 中日・吉見一起投手(25)がドーピング(禁止薬物使用)規定に違反した疑いが持たれていた問題で、日本プロ野球組織(NPB)の医事委員会は24日、医学的に正当な治療行為であり、規定違反には当たらないと判断した。増島篤・医事委員長と下田邦夫コミッショナー事務局長が東京都内で会見し、発表した。

 吉見投手は一部のスポーツ紙で、疲労回復のため「ニンニク注射」と呼ばれる点滴を受けたと報じられていた。ニンニク注射そのものは禁止薬物ではないが、正当な医療行為以外で静脈内への薬物注入は禁じられている。NPBでは吉見投手の事情聴取を行うとともに、中日球団からカルテなど資料提出を受け、精査していた。

 増島委員長は「医師の診断で、医師によって治療されている。カルテには診断名も記載されており、NPBの判断基準では違反に当たらない」とし、「NPBのアンチ・ドーピング特別委員会で改めて判断する必要はない」と述べた。【鈴木篤志】

 ◇「医事委の判断は妥当」

 日本プロ野球組織(NPB)の医事委員会から連絡を受けた中日の西脇紀人球団代表は24日、「医事委員会の判断は妥当だと考えている。球団としてはこれで終わりだと思っているが、今後医事委員会から指示や指導があれば、対応したい」と話した。【村社拓信】

【関連ニュース】
NPB:ドーピング規定違反? 中日・吉見から事情聴取
中日:立浪、今季限りでの引退発表「守りと走りで衰えた」
中日:井上、現役引退表明「悩みに悩んだが9月に決意」
五輪野球:日本代表がセ選抜に大敗 川上、田中で11失点
星野ジャパン:第1次代表候補に中日・吉見ら4選手を追加

最終更新:10月24日23時4分

毎日新聞

 

主なニュースサイトで 吉見一起 の記事を読む

ブログパーツ

スポーツトピックス

主要メディア6紙の過去記事2年分を瞬時に検索。
全国紙の社説を比較する毎日新聞の企画「社説ウオッチング」。産経新聞の「社説検証」とあわせてチェック(本文有料)。