35年が経過し、再び地球のために立ち上がる宇宙戦艦ヤマト!
1974年10月6日に放送が開始された『宇宙戦艦ヤマト』。
あれからちょうど35年が経過した今年、立て続けにヤマトの話題が出てきました。
春に行われた東京国際アニメフェアの東北新社のブースで大々的にプロモーションされていた新作劇場版は12月12日に『宇宙戦艦ヤマト 復活編』として公開予定。
TAFの東北新社ブースの様子
そして先週、前々から噂が出ていた実写版『SPACE BATTLESHIP ヤマト』が来年12月公開予定ということで正式に発表されました。主演は木村拓哉さんで、監督が山崎貴監督。
白組のCGを駆使したVFXで描かれるヤマトはどんな感じなんでしょうね。35年の時間が経過する間、我々は『スター・ウォーズ』の進化を経験し、邦画としても『男たちのYAMATO』を観てしまっている。少なくともあのクォリティを超えた映像をみせてもらえないと納得できないかな。まあ、そこは山崎監督の手腕に期待というところでしょうか。
アニメが原作となる映画はわりと多くなってきましたが、内容的にも興行的にもこれは成功したと言われる作品はそれほど多くない気がします。その一因となるのが、オリジナル作品のビジュアルの強さですね。
コミックやアニメを原作とした作品だと「イメージがどうこう」とか「似てる似てない」といった話が多く出てくる気がします。さらにいうと、コミック原作よりもアニメ原作のほうがそういう傾向が強い。アニメのほうが動きがあるし、声も固定されているので、その記憶と違うものが提示されると拒否反応が出るということではないかと。
今回の『SPACE BATTLESHIP ヤマト』でも、やはり出演者に対してイメージが合うとか合わないとかいう話が聞こえてきます。私は、別にアニメのイメージに無理に合わせる必要はないと思います。
去年から3作品公開された『20世紀少年』では、コミックのキャラクターに似てる似てないということがけっこう話題になりました。逆に、映画の内容よりもそれが話の主題になってしまってる感もあり、うーん、何か間違ってる気がするんですよね。映画として観てもらいたいことはなんでしょう?と考えると、キャラクターのイメージの重要度はそれほど高くなくてもいい。
それよりも『宇宙戦艦ヤマト』という素材をどう料理したら、日本が作るSF映画としていい映画になるかというほうがよほど重要です。
35年前の話がそのまま使えるわけもなく、その間に様々な映画・アニメが作られており、それらを踏まえた上で作られる『SPACE BATTLESHIP ヤマト』がどのように原作を再構築し、作られるのか。そのあたりを楽しみにしたいと思います。
編集ちょS:デスラーに伊武雅刀さんという声が多いようですが『ゴジラファイナルウォーズ』のX星人司令官の姿が目に浮かんでしまう……。
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