2009年10月24日 19時15分更新
24日午前、兵庫県姫路市にある鋼材の工場の敷地内で爆発音とともに火が上がってタンクローリーや建物が焼け、運転手など男性3人がやけどをしてこのうち1人が意識不明の重体になっています。
24日午前10時半ごろ、姫路市飾磨区細江にある鋼材の工場、「JFE条鋼姫路製造所」の敷地内で爆発音とともに火が上がりました。
消防車11台が出て消火にあたり、火はおよそ4時間半後に消し止められましたが、敷地内にあったタンクローリーや近くの建物などが焼けました。
この火事で、タンクローリーの運転手で、岡山県赤磐市の谷本隆二さん(45歳)が、全身にやけどをして意識不明の重体となり、作業員など2人も背中などに軽いやけどをしたということです。
警察によりますと、当時、敷地内では鉄を溶かす際にできる「スラグ」と呼ばれる温度がおよそ1600度の金属のかすを専用の車で運ぶ作業が行われていたということです。
警察は何らかの原因でこのスラグが飛び散って引火したのではないかとみて、スラグを運ぶ作業の手順に問題がなかったかなど、原因を調べています。
現場は、姫路市南部の播磨灘に面した工場などが建ち並ぶ一角です。