2009年10月24日 19時15分更新
10月初めに行われた岡山県で初めての裁判員裁判に参加した弁護士が市民を対象にした法律講座で裁判員制度について説明しました。
法律講座は岡山弁護士会が開いたもので法律に関心がある市民およそ100人が集まりました。
24日の講座では岡山県で初めての裁判員裁判に参加した的場真介弁護士が講師を務め、「裁判員は弁護士の一挙手一投足まで凝視するほど、熱心に裁判に取り組んでいて、とても新鮮な経験だった」と率直な感想を述べました。
裁判員制度では有罪か無罪かや刑の重さを裁判官と裁判員で多数決をとりますが、裁判員全員の意見が一致しても裁判官の賛成が1人もなければ裁判員の意見は通らないため的場弁護士はその多数決の取り方について今後の課題だと述べていました。
参加した60代の男性は「裁判員裁判に出ていた弁護士の話だったので法廷の中の様子などをイメージ出来てとても分かりやすかったです」と話していました。