普天間移設、大統領来日が期限でないと首相
鳩山首相は22日夜、沖縄の米海兵隊普天間飛行場の移設問題について、「オバマ米大統領が来る時までに必ず(解決する)という話だとはとらえていない」と述べ、来月12〜13日の大統領来日のタイミングは、結論を出す節目とはならないとの考えを示した。
米側の求めには応じない姿勢を明確にしたものだ。首相官邸で記者団に述べた。
首相は、ゲーツ米国防長官が20日の岡田外相との会談で、大統領来日前に結論を出すよう求めたことを「側聞している」と肯定。
そのうえで、首相は「大統領にとっては、アフガニスタン・パキスタン支援の方がはるかに大きなテーマだと認識している。日本としての支援策を打ち出す方が、まずやるべき仕事ではないか」と語り、首脳会談ではアフガン問題を中心議題としたい考えを明らかにした。
普天間移設の現行計画を見直す場合、移設作業をはじめ、海兵隊8000人のグアム移転などを2014年までに実現するとした日米合意の「ロードマップ(行程表)」がずれ込むことが懸念されている。首相はこの点について、「他の選択肢があることで、結果として(作業が)早まることもある」と述べ、現行計画以外の選択肢の検討を当面続ける考えを強調した。
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