午後5時、関係者に付き添われ実家に戻った押尾学被告(右)=東京・多摩市内
合成麻薬MDMAを使用したとして麻薬取締法違反に問われた元俳優、押尾学被告(31)の初公判が23日、東京地裁で開かれ、押尾被告は起訴事実を認め、検察側は懲役1年6月を求刑し、結審した。
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公判を終えた押尾被告は黒のワゴンに乗り込み、午後3時45分に東京地裁を出て同5時ごろ、東京・多摩市にある父親の自宅に戻った。車の後方はカーテンで遮られ乗車中の姿は見えなかったが、押尾被告は車から降りると、到着前から2、3度報道陣をうかがっていた関係者の男性の出迎えを受けてマンションの中へ。階段を上り玄関へ向かう表情は固く結んだままで、報道陣の「女性の父親と対面されましたが?」「初公判の感想を」などという問いかけには無言を貫いた。