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ノムさん、最後のぼやき「野球屋冥利に尽きる」

2009.10.24 20:24
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ノムさん、最後のぼやき「野球屋冥利に尽きる」
囲み取材を終えてバスに向かう楽天・野村監督=札幌ドーム(撮影・森田達也)【フォト】

 (クライマックス・パ第2ステージ第4戦、日本ハム9−4楽天、日本ハム4勝1敗、24日、札幌ドーム)快進撃が止まり、この試合を最後に野村監督はユニホームを脱ぐ。試合後は穏やかな笑顔を浮かべながら、「ぼやき」も忘れなかった。

 −−試合後に両軍ナインに胴上げされ、野村コールがわき起こった

 「胴上げは嫌だなと思った。照れくさいもん。でも感無量。声援は野球屋冥利(みょうり)に尽きる」

 −−吉井コーチや稲葉らかつての教え子の姿も

 「縁だね。縁を持っている人がここまで頑張っているのは喜ばしい。人間、何を残すかで評価が決まる。人を残すのが一番。少しぐらいは野球界に貢献できたかな」

 −−楽天監督の4年間で印象に残ったのは

 「今年がすべて。2位を決め、CS、第2ステージの権利を取った時」

 −−仙台のファンには

 「仙台でどうしても日本シリーズをやりたい夢があった。果たせないのは残念。ごめんなさい」

 −−「野村の考え」はチームに伝わったか

 「まるっきり。すきを突く、空気を読む。こういうビッグゲームで力の差が出た。自分の力のなさ。怠けたつけだな」

 −−未練はないのか

 「わがままを言わせてもらえば、もう1年やりたかった。中途半端で辞めるのが心残り。やり残したことはいっぱい。晴れ晴れしい気持ちはない」

 −−来季の楽天には

 「ネット裏から変ぼうぶりを楽しみにしている。どう変わっていくか」



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