2009年10月24日(土)
景気指数24・9ポイント改善 製造業7−9月 円高が不安材料 山梨県商工会連合会調査
山梨県商工会連合会がまとめた7〜9月の中小企業景況調査結果によると、売上高が前年同期から「増加した」と回答した企業の割合から「減少した」との割合を差し引いた景気動向指数(DI)は、製造業でマイナス48・7となり、前期(4〜6月)から24・9ポイント改善した。 製造業では採算DIがマイナス59・5、資金繰りDIがマイナス54・1と、前期より若干持ち直しているが依然として低水準。経営上の問題点では「需要の停滞」「製品(加工)単価の低下、上昇難」が上位。来期(10〜12月)の売上額DIはマイナス36・1と上昇の見通しだが、同連合会は「円高傾向や、設備投資の冷え込みなど不安材料も多く、楽観視はできない」としている。 建設業の完工高DIはマイナス23・0で、前期より34・8ポイント改善。小売業の売上額DIは10・2ポイント上昇のマイナス45・3、サービス業は11・8ポイント改善してマイナス44・8だった。 来期の見通しDIは、建設業がマイナス50・1、小売業がマイナス53・6、サービス業がマイナス52・3と、製造業を除く3業種はいずれも悪化を見込んでいる。 調査は、県内の11商工会が担当する地区の165社を対象に面接で行い、全社から回答を得た。
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