鈴与は10月5日、グリーンIT推進協議会が主催し経済産業省が後援しているグリーンITアワード2009で、富士通と共同で取組んだ「モーダルシフトシミュレーションによるCO2削減提案活動」が経済産業省商務情報政策局長賞を受賞したと発表した。
グリーンITアワード2009は、経済産業省が提唱する環境保護と経済成長が両立する社会の実現に向けた「グリーンITイニシアティブの具体的な取組推進のため、産学官により2月1日に設立されたグリーンIT推進協議会が創設したもの。
優れた省エネ効果を持つIT機器・ソフトウエア・サービス・ソリューションや、それらを活用し、優れた省エネ効果を実現した提案などを表彰する。
鈴与は富士通と共同開発した「CO2排出量算定シミュレーションシステム」を活用し、自社の物流サービスメニューのフェリー&トラック輸送(海陸一貫輸送) 、海上コンテナの内航フィーダー、内陸コンテナ拠点(SIT)を利用したコンテナドレージなどを利用した場合のCO2排出削減量を可視化。
モーダルシフトなどのの輸送手段の変更や貨物集約などのシミュレーションで、現実的なCO2排出量と削減効果を顧客に提示し、物流改善の提案を可能とした。
この取組でモノの移動そのものの効率化をITの導入で実施している点、またCO2排出量を可視化している点が評価され受賞に結びついた。