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【茨城】鉄道と車題材、高齢化や渋滞も すごろくで公共交通学べ つくばみらいの小学校2009年10月23日 つくばみらい市立小絹小学校(同市小絹)の五年生百二十九人が二十二日、関東鉄道常総線(取手−下館)を題材にした交通すごろくを使い、公共交通機関の重要性を学んだ。 すごろくは七〜九人が「自動車」と「常総線」のカードのどちらかを同時に出してゴールを目指す。常総線は何人でも同じ数だけ進めるが、自動車は人数が多いほど進みが遅くなる決まり。 ルール変更し、常総線のカードを出した人の進み方が遅くなる設定では、自動車に集中して「渋滞」が発生。高齢化社会を想定したゲームでは、車に乗れないお年寄り役の児童が進みの遅さにイライラを募らせた。交通すごろくは中部技術士会が考案し、指導した筑波大大学院の谷口綾子講師が同校用に作った。茨城交通(ひたちなか海浜鉄道)湊線の沿線の小学校でも実践研究を重ねてきた。 谷口講師は「子どもの働き掛けで親が車の利用を控える意識が高まる傾向がある。現実の交通環境をうまく再現できるすごろくを通じ、車の賢い使い方を考えてほしい」と話した。 (小沢伸介)
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