岐阜市は23日、市総合交通協議会(議長、竹内伝史・岐阜大教授)を開き、歩行者と自転車の事故を無くすための自転車走行環境社会実験を年内にも実施することを決めた。JR岐阜駅から北方の中心市街地で、金華橋通りと御鮨街道に自転車専用道や専用レーンを仮設して実験する。
歩行者、自転車とも通行量の多い長良橋通りから、自転車を金華橋通りと御鮨街道に誘導することで、双方にとって安全に通行できる環境を目指す狙い。
実験は、3400万円かけて1カ月間実施し、▽車線数見直しの実現可能性▽自転車流動の変化--など5項目を検証する。実験区間は延長約2キロに及び、金華橋通りには仮設の自転車道を、御鮨街道には幅1・5メートルの自転車走行レーンを設置する。【宮田正和】
毎日新聞 2009年10月24日 地方版