市川市は、幼児2人を乗せられる3人乗り自転車を無料で貸し出す。3人乗り自転車は高額で利用期間も限られているため、無料貸し出しで子育て世代の負担を軽減するのが狙い。県内では初めての取り組みだという。
3人乗りは、道交法施行細則の一部改正で、今年7月から6歳未満の幼児に限り解禁されている。
貸し出し対象は16歳以上の市民で、1歳以上6歳未満の児童を2人以上育てていることが条件。期間は1年間で、更新可能。貸し出し時に整備費用など約1000円かかる。利用中の保守点検代や事故などによる賠償は自己負担。11月25日と28日に市が行う交通安全講習の受講と、運転時に幼児にヘルメットを着用させることを義務付ける。応募多数の場合は13日に抽選する。
自転車は、中山馬主協会が市に寄贈した128台(約785万円相当)。申し込みは今月30日まで。郵送は31日消印有効。問い合わせは市子育て支援課(電話047・334・1177)。【山縣章子】
毎日新聞 2009年10月24日 地方版