高速化の前に、Windowsパソコンは最初に以下の設定をしとくと便利です。
ツール→フォルダオプションで
・「ファイルとフォルダの表示」の「すべてのファイルとフォルダを表示する」にチェックする
・「登録されている拡張子は表示しない」のチェックを外す
【基本編】
◆スキャンディスクと最適化(デフラグ)を1ヶ月に1回くらいの割合で実施する
[スキャンディスクの方法]
マイコンピュータを開きハードディスクドライブを右クリック→プロパティで
プロパティウインドウを出し、「ツール」タブをクリックして
エラーチェックの【チェックする】ボタンをクリックすればOK
(エラーの自動回復などオプションは必ず全てチェックを入れる)
[最適化(デフラグ)の方法]
マイコンピュータを開きハードディスクドライブを右クリック→プロパティで
プロパティウインドウを出し、「ツール」タブをクリックして
最適化の【最適化する】をクリックして最適化を実行する。
◆不要なファイルを削除する
・不要なファイルやフォルダーを削除する
・スタート→コントロールパネル→プログラムの追加と削除で不要なプログラムを削除する
・デスクトップに貼り付けてあるショートカット・アイコンの数を極力少なくする(何気に重要)
他には
Windows Live OneCare
といったサイトでハードディスクのクリーンアップを実施するのも良いです!
以下からご紹介する内容は設定を誤ればPCが上手く動作しなくなる可能性もありますので
ご利用は完全自己責任でお願い致します。
尚、面倒な設定とかせずに購入した当時の新品状態まで性能を回復させたい方は
DiskX Tools
を購入することをお勧め致します。
特に、パソコンの調子が悪く動作も遅いので
何とかストレスなしの快適な状態に戻したいと思っている方に強く推奨致します☆
【Vista編】
◆サイドバーを使用しない
サイドバーのプロパティで起動時に開始するのチェックを外す
◆フォントキャッシュを固定する
フォントキャッシュ(FNTCACHE.DAT)を固定(読み取り専用)にする事で、
Windows起動の高速化とキャッシュの破損が防げます。
コンピュータ→Vistaがインストールされているドライブ→Windows→System32フォルダを開いて
FNTCACHE.DATファイルを右クリック→プロパティ→全般の一番下の属性「読み取り専用」をチェックする
◆視覚効果をオフにしてスピードアップ
コントロールパネル→システム→システムの詳細設定→パフォーマンス→設定→カスタムを選択して
不必要な視覚効果をオフにする事で高速化が図れます。
ちなみに、以下の項目のチェックを外すとかなり快適になります。
・アイコンのかわりに縮小版を表示する
・ドラッグ中にウィンドウの内容を表示する
※但し、Aeroは無効にしないように注意する
Aero(エアロ)は、専用の「グラフィックスチップ」が描画を担当するため、
CPUへの負荷が大幅に削減され、
Aeroを有効にしておいたほうが、パソコン全体のパフォーマンスが向上する為。
◆システムの復元機能を無効にする
コントロールパネル→システム→システムの保護→自動復元ポイントのチェックを外す
◆スタートメニューの表示速度を高速化
スタートメニューの検索ボックスに「regedit」と打ち、レジストリエディタを起動する。
HKEY_CURRENT_USER→Control Panelの順番でダブルクリックする。
Desktopをタブルクリックで展開する。
右側のエントリ MenuShowDelay をタブルクリックする。
「値のデータ」(デフォルト値:400)に「0」を入力し、「OK」をクリック。
これで「スター卜」メニュー表示が素早くなる。
【中級編】
◆設定ファイルを変更する
[win.iniの設定]
スタート→ファイル名を指定して実行で
sysedit
と入力してEnterを押し、システムエディタを起動させて「WIN.INT」のウインドウを選択する。
そのなかの[windows] の項目に(なかったら最下段に追加する)
DefaultQueueSize=32
CoolSwitch=1
を追加する。
これでアプリで使うメモリの利用効率アップ、タスク切替えの高速化が実現する。
[system.iniの設定]
スタート→ファイル名を指定して実行で
sysedit
と入力してEnterを押し、システムエディタを起動させて「SYSTEM.INT」のウインドウを選択する。
そのなかの[vcache]の項目に(なかったら最下段に追加する)
MinFileCache=????
MaxFileCache=????
ChunkSize=512
を追加する。
????の値はメモリ容量に依存します。以下を参照。
メモリ容量 | MinFileCache | MaxFileCache |
64M | 2048 | 8192 |
128M | 4096 | 16384 |
256M以上 | 8192 | 65536 |
「FileCache」はHDDのキャッシュに使うメモリサイズの事で上下の値を固定することでメモリの断片化を防ぎます。
「ChunkSize」はスワップの単位で大きい方がパフォーマンスは良い(値は512の整数倍で書く)
けど、効率の面を考えると、ほどほどの512か1024あたりがお勧めです!
次はSYSTEM.INTウインドウの[386Enh]の項目(なかったら最下段に追加する)に
MinTimeslice=3
MinSPs=4
MaxBps=768
Chunksize=512
ConservativeSwapfileUsage=1
NnmeCache=2048
NetHeapSize=20
NoWaitNetIO=ON
DirectoryCache=48
DMABufferSize=64
PageBuffers=32
SysVMEMSLimit=-1
WindowUpdateTime=25
を追加する。
・「MinTimeslice」はタスク切り替え速度の速さで
この数字を小さくするとマルチタスク動作はスムーズになりますが、
システム全体のパフォーマンスは低下します。
(初期は20ですが、CPUが1GHz以上の人は3、
CPUが少し遅い人は4、
300MHz以下の人は7がお勧めです)
・「MinSPs」は値を4の倍数で指定します。(4がお勧め)
・「NetHeapSize」はネットワークのパフォーマンスがアップします。
・「NoWaitNetIO」はNetBIOSのパフォーマンス向上です。
・「DMABufferSize」は
DMAのバッファサイズでHDDがDMAに対応している場合のみ有効でDMA転送が早くなります。
・「PageBuffers」はスワップのバッファで高速化しますがメモリが128MB未満の場合は効果薄いです。
・「SysVMEMSLimit」はメモリの使用を最適化します。
・「WindowUpdateTime」はウィンドウを更新する前に取るマージンの設定です。
・「ConservativeSwapfileUsage」はスワップファイルをなるべく使わない設定です。
この設定によりスワップを極力使わないように出来ますが、
メモリが64M以下の人は逆効果になりますので注意!
以上の設定が終わったら、上書き保存してWindowsを再起動してください。
◆システムリソースを増やす
スタート→ファイル名を指定して実行で
msconfig
と入力してEnterを押すとシステム設定ユーティリティが表示されるので
「スタートアップ」タブをクリックする。
基本的には以下の項目以外は無効にして構いません。(ただし自己責任でね)
▼WindowsXP
ctfmon | 言語バー |
IMJPMIG | 日本語変換ソフト |
TINTSETP | 日本語変換ソフト |
▼WindowsMe
PCHealth | システムの復元 |
*StateMgr | システムファイルの保護機能 |
▼Windows98
Internat.exe | マルチ言語対応機能 |
ScanRegistry | レジストリチェック機能 |
SystemTray | システムトレイ |
TaskMonitor | タスク監視機能 |
次のものは不要です。
・[realplay]:RealPlayerの常駐。
・[LoadPowerProfile]:電源関係で省電力機能を使わないなら不要。
・[xpdiag]:ADSLモデムの監視プログラムで不要。
・[mstask.exe]:使っている人はまずいないので不要。
・[mdm] :Officeの機能だけど不要。
・[MOSearch]:不要。
・[LoadQM] :不要。
・[RSEDNClient]:不要。
・[vscvol] Virtual Sound Canvasのボリューム調整なので不要。
◆レジストリを最適化する
▼Windows 98の場合
「Windows の終了」から、「MS-DOS モードで再起動する」で再起動して
MS-DOSのプロンプト上で、
scanreg /fix
と入力してEnterキーを押すとレジストリの再構築がはじまる(約10分かかる)。
次にMS-DOSのプロンプト上で、
scanreg /opt
と入力してEnterキーを押すとレジストリの最適化がおこなわれるので、その後に再起動すればOK。
▼Windows Meの場合
スタートメニューをクリックしてファイル名を指定して実行で
scanreg /fix
と入力し、Enterキーを押す(約3分かかる)。
次にファイル名を指定して実行で
scanreg /opt
と入力して最適化をする。
◆その他
・Windows Messengerの削除
スタートメニューをクリックしてファイル名を指定して実行で
RunDll32 advpack.dll,LaunchINFSection %windir%\INF\msmsgs.inf,BLC.Remove
と入力しOKを押す。(エラーメッセージが出ても気にせずにOKを押す)
・使用しないDLLを開放しメモリを節約する
スタートメニューをクリックしてファイル名を指定して実行で「regedit」と入力してOKを押す。
起動されるレジストリエディタで「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer」を開き、
編集→新規→DWORD値で「AlwaysUnloadDLL」を作成して値を 1 にする。
・ページファイルの削除と再作成
▼Windows98/Me
「Windows の終了」から、「MS-DOS モードで再起動する」で再起動して
MS-DOSのプロンプト上で、
del win386.swp
と入力してEnterで肥大化したページファイルを削除し、
その後「exit」を入力してEnterを押し再起動すると
自動的にページファイルが再作成される。
▼WindowsXP
スタートメニューをクリックしてファイル名を指定して実行で「regedit」と入力してOKを押す。
起動されるレジストリエディタで「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Memory Management」を開き、
「ClearPageFileAtShutdown」をクリックして値を「1」にする。
◆WindowsXPの場合
・システム復元のクリーンアップ
スタートメニュー→すべてのプログラム→アクセサリ→システムツール→ディスククリーンアップを開き
Cドライブを選択して詳細オプションのシステムの復元のクリーンアップをクリックする。
・不要なサービスを止める
コントロールパネル→管理ツール→サービスで
サービスの種類をダブルクリックしてスタートアップの種類を無効にします。
サービス中のものはサービスの停止をおこなってから無効にします。
▼以下は止めてもイイさーびす(・∀・)
Alerter
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システム管理者がネットワーク内の特定のユーザに警告を出す機能
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ClipBook
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クリップブックの情報をリモートマシンと共有するサービス
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Error Reporting Service
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エラーが発生したときにマイクロソフトにメールで報告する機能
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Fast User Switching Compatibility
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複数ユーザが同時にログオンするサービス
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Help and Support
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ネットワーク経由でヘルプサービスを実行する機能
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IPSEC Services
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企業間でVPN通信をする場合に必要だが、個人のPCでは絶対に利用しない機能
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Messenger
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システム管理者から警告メッセージを受け取る機能
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Net Logon
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ドメインに参加している場合の認証サービスだが、
個人PCではドメイン参加はありえないので不必要
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NetMeeting Remote Desktop Sharing
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リモートマシンからアクセス出来る非常に危険な機能
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Qos RSVP
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絶対に使わない機能
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Remote Desktop Help Session Manager
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リモートアシスタンスのサービス
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Remote Registry
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リモートマシンからレジストリ操作ができる非常に危険な機能
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Smart Card
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通常のユーザはまず使用しない機能
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Smart Card Helper
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通常のユーザはまず使用しない機能
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Telnet
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リモートマシンからのTelnetを許可する機能
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Terminal Services
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リモートマシンからターミナルで操作できるようになる非常に危険な機能
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Uninterruptible Power Supply
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UPSを管理するサービスでこれも個人レベルでは絶対に必要無い
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※ダイヤルアップ接続しない場合は
「Remoete Access Auto Connection Manager」、
「Telephony」を無効に出来る。
無線LANを使用していない場合は「Wireless Zero Configuration」を無効に出来る。
LANを利用していない場合は「TCP/IP NetBIOS Helper」を無効に出来る。