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茨城空港3月11日開港へ

2009年10月23日

 橋本昌知事は22日の県議会予算特別委員会で、茨城空港の開港日について、国土交通省が3月11日で調整していると明らかにした。開港日が固まったことで、就航を決定しているアシアナ航空のダイヤやツアー商品など、開港に向けた動きが具体化すると見られる。一方、開港までの残り期間も示され、定期便が同社のソウル便だけで開港するという厳しい事態が現実味を帯びてきた。

 同委員会で橋本知事は横山忠市県議(自民)から開港日の見込みについて問われ、「(国から)来年3月11日に開港するということで、関係機関と調整しているという話を頂いた」と語った。アシアナ航空のダイヤについては、「(開港日が)具体化したので、近日中に公表されるだろう」との見解を示した。

 県空港対策課によると、茨城空港は航空自衛隊百里基地との共用空港のため、航空法に基づき国交相が共同飛行場の指定を行う。今後は、フライトチェックや防衛省との事務的な手続きを経て、開港の3〜4カ月前に官報で告示されるという。

 ただ、茨城空港の定期便は、いまだにアシアナ航空のソウル便しか決まっていない。残された約140日間で新たな定期便就航の見通しは立っておらず、政府が空港整備計画の見直しを進める中、茨城空港のお寒い状況が国民の批判にさらされる可能性がある。

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