企画段階の時から「是非、西崎監督でお願いしたい!」とアピールしておりました。 実現したので、とても喜ばしいです。
歴代ヤマトのデザイン上の美しさをさらに強調しつつ、 作品が常に探求していた「目新しさ」「存在感」を表現しました。
20年ほど前、「YAMATO2520」という作品の3巻目で副監督をした時から、 「新しすぎない、観ている人をおいてけぼりにしないSF宇宙映画」だと思っていました。
20年前に、この作品を作れといわれたら不可能でした。 映像テクノロジーは機械を人が完全にコントロールできる域に達し、 結果本作は先鋭な映像でありながら監督の意図する人間ドラマを アナログ時代のように表現する事に成功していると思います。 個人的には趣味的に突っ走ったヤマト格納庫シーンや冒頭の戦闘シーンをおすすめしますが、全編を通じて、まさにヤマト作品の再来に驚かれることと思います。