2009年10月24日 0時20分更新
米粉用として作付けされた稲の刈り取りが22日、大潟村で行われました。
米粉用のコメは輸入に頼る小麦の代わりとなるほか、水田の有効活用につながるとして、国は新たに転作作物として作る農家に対し、ことしから交付金を支給します。
大潟村ではことしから200ヘクタールあまりで米粉用のコメが作付けされており、きのう多くの農家で刈り取りが行われました。
このうち大潟村の専業農家の大木隆さんの田んぼでも米粉用として大粒で収穫量が多い秋田63号という品種のコメが4ヘクタールあまりで作付けされ22日、コンバインで刈り取り作業が行われました。
大木さんは「初めての品種なので徐々に肥料を増やすなど手探りで育ててきました。不安もありますが今後、米粉の加工品の需要が伸びていくことを期待しています」と話していました。
大潟村の米粉用のコメは県外で製粉したあとめんなどに加工して首都圏などに出荷されるということです。