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押尾被告に懲役1年6か月求刑 変死女性の遺族は報道陣に涙の訴え

10月23日20時28分配信 オリコン

押尾被告に懲役1年6か月求刑 変死女性の遺族は報道陣に涙の訴え
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初公判には、事件時に押尾学被告のいた部屋で亡くなっていた女性の父親も足を運び、報道陣の前で心境を語った (C)ORICON DD inc.
 合成麻薬MDMAを使用したとして麻薬取締法違反(使用)の罪で起訴された俳優・押尾学被告の初公判が23日、東京地裁で行われ、検察側は懲役1年6か月を求刑した。押尾被告は保釈時とは異なり、黒系のスーツに身を包んだものの白髪がかなり目立つ状態で出廷。一方、事件時に押尾被告が居た部屋で亡くなっていた当時30歳の女性の父親も上京。傍聴券を得て、法廷内でその様子を見守り、終了後には報道陣の前で体を震わせ涙を流しながら想いを語った。

【写真】8月31日に保釈、報道陣らの前で深々と頭を下げ謝罪した押尾被告

 東京地裁には21日に行われた酒井法子被告の夫・高相祐一被告の傍聴希望者を上回る2232人が殺到。一般に割り当てられた座席は20で、倍率は111.6倍となった。午後12時半頃には、押尾被告を乗せたと思われる黒のバンが南門に到着。詰め掛けた報道陣と接触せぬよう、スピードを緩めず入ろうとしたが曲がりきれずに停車した。直後に車には、無数のフラッシュがたかれ警備を行う警視庁の警官や裁判所員と報道陣のヒートアップしたやりとりで現場は一時、騒然となった。

 傍聴者の入廷締切りとなった午後1時20分には、事件時に一緒に居たとされその後死去した女性の父親が1人姿を見せ、傍聴券を持ったまま中へ。直前に「お父さんですか?」との問いには口を真一文字にしたままコメントしなかった。中に入った傍聴者の1人は押尾被告の様子について「顔は上げず、下を向いて一点を見つめるような感じ」。およそ2時間の裁判が閉廷となった午後3時44分には、再び西門から押尾被告が乗ったと思われる黒のバンが姿をみせた。

 さらに、法廷に近いエレベーターホールには閉廷後、傍聴した亡くなった女性の父親のコメントを取ろうと40名ほどの報道陣が一斉に取り囲んだ。警備をしながら「(父親の)息子だ!」と名乗る男性を一部報道陣が突き飛ばしたり、2人が乗ったエレベーターが、下車するはずの1階で止まらないなどアクシデントが続いた後、地裁に隣接する広場で会見を行った父親は「(裁判を終えて)何も言えません。(彼を見て)言うことは何もありません」とコメント。さらに、体を震わせて涙を流しながら「彼の背中をみながら(空白の)3時間の間に、何故救急車を呼ばなかったのかと思いました……」と無念さを露にした。

 報道陣からは「それが一番言いたかったのか?」と聞かれると「はい」と答え、さらに「誠意は感じられたか?」との質問には「考える余裕はなかったです」とコメント。最後には「これから(自宅のある岐阜)飛騨に帰ります」とだけ話し、タクシーに乗り込んだ。

 なお、判決は11月2日に言い渡される。

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最終更新:10月23日20時35分

オリコン

 

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